東洋史籍講読4-Ⅳ
担当者澁谷 由里教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングHAA-408

授業の概要(ねらい)

「中国社会のウラ・オモテ」
どのような社会も、制度や決まりごとなしでは運用できない反面、それらの「ウラ」で展開している実像を知らなければ、その社会を理解したことにはなりません。この授業では現在の中国社会の「ウラ・オモテ」が形成された歴史的経緯や理由を考えることから出発して、履修者各自が研究課題を発見できるような、試行錯誤の場を提供したいと思います。

授業の到達目標

1,中国社会の諸問題を具体的に理解し、その歴史的経緯や理由を調べ、考えられるようになる。
2,歴史学および関連諸学の研究成果を学び、その研究手法や資料収集方法などを、自分の研究に活用できるようにする。

成績評価の方法および基準

初回、および冬休みあけ提出のレポート(10%×2=20%)
自主的研究に基づく報告(50%)
ほかの報告者に対する質問、意見(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史』安田峰俊中公新書ラクレ
参考文献

準備学修の内容

報告内容に必要な文献や論文の収集と読解、要約をして、レジュメ作成をしてください。

その他履修上の注意事項

ほかの履修者の報告や教員のコメントは、研究上のヒントの山です。漫然と聞かないで、「自分の研究にどう生かすか」という観点で学んでください。なお理由なくレポート提出や報告を放棄した場合は、単位を認定しません。

授業内容

授業内容
第1回夏休みレポートの提出、後期研究テーマについての各自の簡単な報告、日程確認と報告順決め(対面授業)
第2回履修者の報告(1)(対面授業)
第3回履修者の報告(2)(対面授業)
第4回履修者の報告(3)(対面授業)
第5回履修者の報告(4)(対面授業)
第6回履修者の報告(5)(対面授業)
第7回履修者の報告(6)(対面授業)
第8回履修者の報告(1)<2巡目>(対面授業)
第9回履修者の報告(2)<2巡目>(対面授業)
第10回履修者の報告(3)<2巡目>(対面授業)
第11回履修者の報告(4)<2巡目>(対面授業)
第12回履修者の報告(5)<2巡目>(対面授業)
第13回履修者の報告(6)<2巡目>(対面授業)※冬休み課題も出題します。
第14回予備日   ※冬休みあけ課題を回収します。
やむを得ない理由で1巡目もしくは2巡目の報告ができなかった学生の報告を優先しますが、該当者がいない場合、もしくは時間に余裕がある場合には、4年生から勉学や就職活動についてのアドヴァイスをしてもらい、2年生が質問できる時間とします。
第15回1年間の講読をふりかえってー教員からのコメントとアドヴァイスー(2023年1月7日、LMS配信)※読了したことがわかる、簡単な課題も出します。