地誌学概論Ⅰ(教職)
担当者野口  剛教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングESS-203

授業の概要(ねらい)

 この授業は、日本における社会現象を理解する際の基礎となる日本列島諸地域の地理的特性を扱うものです。毎回、担当を決めて諸地域ごとに発表を行い、それをもとに質疑応答を行います。また、その結果を発表者にフィードバックして、レポートの作成を行います。毎回、各自の予習した状況を確認するための簡単なレポートを授業の最初に提出してもらいます。その提出をもって出席としてカウントします。

授業の到達目標

 ① 日本列島の諸地域の地理的特徴を理解して、それを的確に説明できる。
 ② 地理学に関する術語を理解して、それを正確に使用することができる。

成績評価の方法および基準

 授業に3分の2以上出席することは大前提です。その上で予習の学習状況を示すレポートの提出を出席の証拠とします。
その上で、おおよそ授業における発表とその後のレポート30%、毎時のレポート35%、期末試験35%の割合で総合的に評価をおこないます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 『社会科 中学生の地理』(2022) 加賀美雅弘・志村喬ほか 帝国書院
教科書 『新詳高等地図』(2021) 帝国書院編集部 帝国書院
参考文献

準備学修の内容

 発表者となっている人は必ず5冊以上の文献を参照し、準備をしっかりおこなって下さい。
また、毎回、予習の結果を提出してもらいますので、対象となっているテキストの部分を学習して予習レポートを作成してきて下さい。

その他履修上の注意事項

 教職科目の1つです。いつでも自分が教育実習の教壇に立っているという気持ちで授業に臨んで下さい。
第1回、第2回の授業は全員必ず出席して下さい。そこで発表の順番を決めます。なお、「授業の計画」の項目は、社会状況によって多少変わる可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回授業の概要と進め方
第2回地誌学的な発表の方法を説明するとともに、発表の順番を決める。
第3回南西諸島地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第4回九州とその周辺島嶼の地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第5回四国の地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第6回中国地方の地域的特徴について関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第7回近畿地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第8回東海地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第9回中部山岳地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第10回北陸地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第11回首都圏と東京島嶼部の地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第12回東北地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第13回北海道地域についての状況に関心をもち、その地域が持つ現代的な課題を考察する。
第14回まとめと試験
第15回居住地の地誌を書いてみる (オンライン授業)