心身の発達と学習過程
担当者平沼 晶子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングEDU-102

授業の概要(ねらい)

 本科目は、中学校・高等学校の教員免許取得のための必修科目の一つである。教育を行うためには、子どもたちの心身の発達の道筋を捉えてその過程にふさわしい指導を工夫していく必要がある。授業では、人は誕生から死に至るまで常に変化していくという生涯発達の視点から、主に乳幼児期から青年期に焦点化して発達の様相を学び、各段階に応じた教育についてディスカッションを通して理解を深める。

授業の到達目標

①生涯にわたる変化という視点から、幼児、児童及び生徒の心身の発達過程を説明できる。
②幼児、児童及び生徒の心身の発達を踏まえて、主体的な学習活動を支える指導の基礎を説明できる。

成績評価の方法および基準

授業内小テスト・レポート(60%)、期末課題(40%)を総合して評価する。
小テスト・レポートに関しては、授業内で解説してフィードバックを行う。期末課題は授業の到達目標への達成度を確認する位置づけにあり、授業の振り返りを行い学修のポイントを説明したうえで実施する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『実践・発達心理学』青木紀久代編みらい
参考文献『教育心理学』吉田武男監修ミネルヴァ書房

準備学修の内容

①各回の授業で学んだ内容をノートにまとめて復習をする。
②授業での学びや気づきを自分のものとして定着させるよう努める。

その他履修上の注意事項

①発達と学習という視点から自身のこれまでを振り返り、現在を捉えるなど、自分に引き寄せて興味をもって臨んでほしい。
②授業では、ワークを行ったり、事例を読んだり、映像を視聴しながら、受講生同士が意見交換を行うことを大切にしているため、共に学び合う姿勢をもって取り組んでもらいたい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:授業概要・授業の進め方と注意事項 
発達とは何か・子どもの発達と環境
第2回赤ちゃんのもつ能力
第3回運動発達
第4回愛着の発達
第5回自己と情動の発達
第6回言葉とコミュニケーションの発達
第7回認知の発達
第8回社会性の発達
第9回学習理論
第10回主体的学習を支える指導の基礎
第11回心身の障害と発達支援
第12回思春期・青年期の発達と学習
第13回事例検討:青年期の発達課題(オンライン) 
第14回生涯発達における各ライフステージの特徴と課題
-生涯発達の視点から各ステージを捉える-
第15回全体のまとめと確認