担当者 | 平沼 晶子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | ESS-202 |
本科目は、幼稚園・小学校の教員免許取得のための必修科目の一つである。教育相談は、子どもたち一人ひとりが抱える悩みや課題に対して適切な援助を行い、子どもたちの適応や発達を支えていく教育活動である。授業では、教育相談に必要な心理学の基礎的知識を学ぶと共に、教育現場で生じているさまざま課題に関わる事例に基づいてワークやロールプレイを行い、相談の具体的な進め方、組織的な取組みや連携の必要性について理解を深める。
①学校における教育相談の意義と理論を理解して説明できる。
②教育相談を進める際に必要な心理学の基礎的な知識を身につける。
③教育相談の進め方やそのポイント、組織的な取組みや連携の必要性を理解して説明できる。
授業内提出物・小レポート(50%)、期末課題(50%)を総合して評価する。
提出物・小レポートに関しては、授業内で解説してフィードバックを行う。期末課題は授業の到達目標への達成度を確認する位置づけにあり、授業の振り返りを行い学修のポイントを説明したうえで実施する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『ロールプレイで学ぶ教育相談ワークブック』 | 向後礼子・山本智子著 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 『はじめての教育相談室』 | 高野弘幸著 | 北大路書房 |
参考文献 | 『教育相談』 | 吉田武男監修 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 『教育相談の理論と実際 改訂版』 | 河村茂雄編著 | 図書文化 |
①各回の授業で学んだ内容をノートにまとめて復習をする。
②体験学習での気づきを日々の生活に取り込むなど、学びと実際を繋げる姿勢をもつ。
③日常的に教育現場で生じている課題に関心をもつ。
授業ではワークやロールプレイを通して意見交換を行うことを大切にしているため、共に学び合う姿勢をもって取り組んでもらいたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:授業概要・授業の進め方と注意事項 教育相談の意義と機能 |
第2回 | 価値観の多様性 |
第3回 | 自己理解 |
第4回 | カウンセリングの基礎的な姿勢と技法 |
第5回 | 子どもからのサイン・子どもの気もちの理解 |
第6回 | 教育相談の実践① 不登校における子ども・保護者の心情 |
第7回 | 教育相談の実践② 不登校における教育相談の進め方 |
第8回 | 教育相談の実践③ いじめにおける子ども・保護者の心情 |
第9回 | 教育相談の実践④ いじめにおける教育相談の進め方 校内体制の整備・組織的な取組みの必要性 |
第10回 | 事例検討:子どもの発達課題に応じた教育相談のあり方(オンライン) |
第11回 | 教育相談の実践⑤ 発達障害のある子どもへの対応 |
第12回 | 教育相談の実践⑥ 発達障害を背景とした教育相談の進め方 専門機関との連携の意義と必要性 |
第13回 | 保護者を対象とした教育相談 |
第14回 | 教員のメンタルヘルス |
第15回 | 全体のまとめと確認 |