担当者 | 浪越 一喜教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | SPS-204 |
中学校・高等学校ともに、新しい学習指導要領のもとで学習が進められている。また高等学校は、今年度(2022年)からの完全実施となり、周知・徹底から実践に入っています。これまでの学習指導要領においても類似する内容が記載されている、第一章総則第一(3)学校における体育・健康に関する指導について、学校組織全体で真摯に進めていくことが益々求められる時代であるといえるでしょう。体育経営管理学は、保健体育の授業にとどまらず、学校全体の体育及び体育的活動を効果的・効率的に進め、生徒の生涯にわたって運動やスポーツに親しむ態度を培い、健康で安全な生活と豊かなスポーツライフの実現のための環境をどのように整え、提供することが望ましいのかについて、これまで体育経営管理学で示されてきた理論及び方法について学び、課題について検討します。特に体育的活動を生起させ、維持していくための組織的な営みを中心に学校における今日的課題を取り上げながら学修します。それぞれの課題については、いくつかの論点を設定し、少人数で意見交換を行い、その意見を共有しながら理解を深めるように進めます。
①体育経営管理の構造を理解している。
②学校における体育的及びスポーツ活動を活性化(改善・向上)させるための理論を理解している。
③体育経営管理的課題を整理し、具体的に学校現場での課題解決の方法を検討し、改善・修正案を提示できる。
④生徒の豊かなスポーツライフの実現という広い視点で検討することができる(学校と地域との連携等)。
毎時間の授業内活動のコメントやグループでの意見交換の記録 (30%)
小テスト(第8回)(20%)
定期試験 (50%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『よくわかるスポーツマネジメント』 | 柳澤和雄、清水紀宏、中西純司編著 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 『テキスト 体育・スポーツ経営学』 | 柳沢和雄・木村和彦・清水紀宏編著 | 大修館書店 |
中学校・高等学校では、どのように生徒の運動・スポーツ環境を整備しているのか。そのために学校(組織)はどのような取り組みを行い、どの部分に改善が必要なのかを考え、各回の授業内容と各自の経験(生徒側からの意見、要望)及び現在の学校現場とを対比し、整理しておきましょう。
授業に臨むにあたっては、私語・飲食を慎み、脱帽等(常識的なこと)をお願いします。また、授業中に意見交換を求める場面が多々ありますので能動的な受講をお願いします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(保健体育科教師の仕事と役割について考える) |
第2回 | 体育経営管理学の基本的な考え方と役割について考える |
第3回 | 体育経営管理の基本的目的とその構造について学ぶ |
第4回 | 生徒を取り巻く環境とその現状を踏まえた体育経営管理の課題について理解する |
第5回 | 体育・スポーツ事業(運動の場、施設の整備・提供)の考え方とその活用方法を学ぶ |
第6回 | 体育・スポーツ事業(プログラムの提供)の考え方と具体的な運営について学ぶ |
第7回 | 体育・スポーツ事業(クラブづくり、仲間集団の育成)の考え方と組織について学ぶ |
第8回 | 基本的な体育経営管理の考え方を振り返り(小テスト)とポイントを再整理する |
第9回 | 運動部活動をめぐる課題を整理し、その運営の方法を考える |
第10回 | 学校組織と体育経営体としての機能と学校体育の経営過程を理解する |
第11回 | 運動者行動の捉え方と分析の視点を理解する |
第12回 | 【オンライン(LMS)】運動者行動の把握し、学校体育の改善策を考える |
第13回 | 学校体育における評価(経営成績と経営評価)について学ぶ |
第14回 | 学校と地域(総合型地域スポーツクラブ)との連携可能性について理解する |
第15回 | 総括(まとめと試験) |