障害者スポーツ論
担当者下村 一之教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングSPS-321

授業の概要(ねらい)

 障害者のためのスポーツを指導できる人材となるために、必要な知識と見識を身につけるための授業である。
 障害とは何か、障害スポーツを取り巻く社会的な環境とは何か、障害者スポーツの種類と内容、障害者スポーツの持つ意義、そして障害者スポーツを発展させるために克服しなければならない問題点は何か、といった点について学習する。
 本講義は基本的に座学であるが、外部講師の特別授業や実習(計画中)を取り入れる予定である。

授業の到達目標

 障害とは何か、障害者とは何かを理解し、障害者スポーツに参加し指導できる基礎学力とスキルを身につける。

成績評価の方法および基準

 定期試験(100点)及びレポート(各10点 2回あるいは3回)を合計して評価する。欠席1回ごとに、5点を減点する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書『障害者スポーツ指導教本 初級・中級』2,381円(財)日本障害者スポーツ協会編ぎょうせい
参考文献
参考文献

準備学修の内容

 障害者スポーツに関心を持ち、日ごろから関心・問題意識を持って学習してほしい。

その他履修上の注意事項

 専門家の少ない領域であるので、将来の自分の仕事の専門分野の一つとできるよう、高い関心を持って臨んでほしい。
 感染症の予防措置による制限がない場合には、実習授業を2回ほど予定する。
 また、外部講師による、特別授業も、予定する(対面あるいはリモート授業)
 本講義は、初級障害者スポーツ指導員の資格申請のための必要条件となります。
 単位取得者およびその予定者は、4年卒業前(12月前半ごろ)に、自分で書類提出を行なった場合、初級障害者スポーツ指導員の資格取得のための申請権が与えられる。

授業内容

授業内容
第1回 障がい者スポーツの現状:(社会的な環境と諸施策)について(LMS録音授業)
第2回 障害とはなにか、障害者スポーツとはなにか(その全体像を概括的に把握し説明できる)
第3回 障害者スポーツの意義(その全体像を概括的に把握し説明できる)
第4回 障害者スポーツの歴史と現状(その全体像を概括的に把握し説明できる/障害者スポーツの現状と問題点につき説明できる)
第5回 ボランティア論、レクリエーション論(その全体像を概括的に把握し説明できる)
第6回 障害の内容とスポーツ時の留意点①(その全体像を概括的に把握し説明できる)
第7回 特別授業①(外部講師予定)(パラリンピック・障害者国民スポーツ大会について理解する)
第8回 障害の内容とスポーツ指導の留意点②(身体障害・四肢まひの内容とその原因について理解する)
第9回 障害の内容とスポーツ指導の留意点③(視覚/聴覚障害の内容とその原因について理解する)
第10回 障害の内容とスポーツ指導の留意点④(内部障害/HIVの内容とその原因について理解する)
第11回 障害の内容とスポーツ指導の留意点⑤(知的障害・精神神経障害の内容とその原因について理解する)
第12回 実習授業①(予定)(パラリンピック・障害者国民スポーツ大会について理解する)
第13回 障害の内容とスポーツ時の留意点⑥(感染症・遺伝疾患の内容とその原因について理解する)
第14回 実習授業②(予定)(障害体験の実習を通じて、障害者の立場に立ったスポーツ指導の必要性を理解する)
第15回 障がい者スポーツ推進への取り組み および 授業内試験(予定)