観光地理学Ⅱ
担当者飯塚  遼教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [現代ビジネス学科]
科目ナンバリングHUG-102

授業の概要(ねらい)

観光地理学ではそれぞれの地域が世界の何処にあるのかという単純な知識以外に、種々の事象から地域を捉える地誌学的な視点もまた重要である。そこで本講義では、世界の各地域の観光事例をもとに、その地域の自然環境と人文環境との関連性やつながりから地域を描出する視点を学ぶ。

授業の到達目標

地理学および観光地理学の基礎的な知識が理解できる。
世界各地の観光地の地域的特性を解釈できる。
世界各地域の特性を人文環境や自然環境の関連性から体系的に説明できる。

成績評価の方法および基準

課題30%、期末テスト70%により評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『観光地誌学―観光から地域を読み解く』飯塚 遼・菊地俊夫 2021.二宮書店
参考文献講義において適宜紹介する。

準備学修の内容

地理学に必要な素養は飽くなき「好奇心」である。日頃から、あらゆるメディアを通じて「世界」に目を向けておくこと。事後学習においては、講義資料やメモしたことを整理し、関連文献を読むなどして、理解の深化に努めること。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション―観光地誌学とは
第2回地域を捉えるための都市景観と農村景観
第3回ヨーロッパの都市ツーリズム(パリ)
第4回ヨーロッパの都市ツーリズム(ロンドン)
第5回ヨーロッパの農村ツーリズム(スコットランド)
第6回ヨーロッパの農村ツーリズム(ウェールズ)
第7回ヨーロッパの自然ツーリズム(イングランド)
第8回ヨーロッパの自然ツーリズム(ドイツ)
第9回オセアニアの都市ツーリズム(シドニー)
第10回オセアニアの農村ツーリズム(ハンターヴァ
レー)
第11回オセアニアの自然ツーリズム(オーストラリアの国立公園)
第12回北米の都市ツーリズム(デンヴァー)
第13回北米の農村ツーリズム(カウチンヴァレー)
第14回北米の自然ツーリズム(カナダの国立公園)
第15回まとめ―観光地誌学を学ぶことで見える世界―および期末テスト