卒業研究Ⅱ
担当者岡田 たつみ教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングTHE-402

授業の概要(ねらい)

 乳幼児期の経験は、これから生きていくための力を育む基礎となる。しかし、現代社会において保育には様々な課題が山積している。
 本演習では、Ⅰに引き続き遊びを通しての学び、幼児理解、こどもを取り巻く様々な環境などの中からテーマを選び、グループワークを行う。収集した資料を整理し、プレゼンテーションを行い、討議を通して更なる課題を探る。討議を通して新たな気付きが生まれる場となるよう、一人一人が刺激し合える関係作り、役割意識を持ちながら学習することを目指す。また、Ⅱの終わりには個人としての課題のまとめを行う。

授業の到達目標

①幼児理解、遊びを通しての学び、子どもを取り巻く環境について、自分の関心のあるテーマを絞り情報収集、フィールドワークを行い、子どもを巡る課題を理解することができる。(知識・理解)
②プレゼンテーション プレゼンテーションの力を身につけ、自分の考えを他者に伝えることができる。(表現・技能)
③討議する力を身につけ、他者の意見を取捨選択しながら自らの視野を広げることができる。(態度・思考性)

成績評価の方法および基準

(1)課題への取り組みの様子  30%(到達目標①)
(2)プレゼンテーションの内容とその様子 40%、(到達目標①②)
(3)議論の内容のまとめの課題  30%を総合して評価する。(到達目標②③)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『幼児理解からはじまる 保育・幼児教育方法』 『保育内容 総論』 小田豊・中坪史典 編集・著
 金澤妙子 編著
建帛社
建白社
参考文献 幼稚園教育要領  文部科学省 
チャイルド本社 他

準備学修の内容

 ・課題についての資料収集、フィールドワークでの事例記録をすること
 ・グループのメンバーと協力して発表の準備を行うこと
 ・積極的に教材研究を行い記録にまとめること
 ・プレゼンテーションの準備を主体的に行うこと
 ・毎回演習終わりに課題を出すので、LMSにて提出すること

その他履修上の注意事項

 演習であるため特に積極的な姿勢、追求する姿勢を望む。
 発表準備、他者の発表に対する記録、自らの発表の省察を行うこと。
 一人一人が集団を構成するメンバーであることを意識し、責任を持って役割を担うこと。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション 
  授業目的、授業方法、今後のスケジュール、成績評価について
第2回 乳幼児を取り巻く今日的課題①
  春期の学びから、夏休み中に収集した資料についての紹介
第3回 乳幼児を取り巻く今日的課題②
  春期の学びから、夏休み中に収集した資料について考察の発表  
第4回 グループ編成と課題の設定(オンライン)
  課題別グループ作りと討議
第5回 グループワーク①
  研究方法と役割決め、研究の進め方に関する討議
第6回 グループワーク②
  資料収集、フィールドワーク
第7回 グループワーク③
  資料整理と発表に関する打ち合わせ
第8回 グループワーク④
  プレゼンテーション準備
第9回 プレゼンテーションと討議①
  幼児理解
第10回 プレゼンテーションと討議②
  子どもと遊び
第11回 プレゼンテーションと討議③
  子どもと生活と環境
第12回 個人の研究に関するプレゼンテーションと討議①
  乳幼児と遊び
第13回 個人の研究に関するプレゼンテーションと討議②
  子どもの生活と環境  
第14回 個人の研究に関するプレゼンテーションと討議③
  幼児理解  
第15回 個人の研究に関するプレゼンテーションとまとめ
  保育園、幼稚園が抱える今日的な課題