担当者 | 町支 大祐教員紹介, 小山 惠美子教員紹介, 荒巻 恵子教員紹介, 魚山 秀介教員紹介, 鈴木 康仁, 蒲地 啓子教員紹介, 五十嵐 義征, 前島 正明教員紹介, 石井 卓之教員紹介, 爲川 雄二教員紹介, 杉山 正宏教員紹介, 建部 豊教員紹介, 嶋津 常弘, 及川 利紀教員紹介, 坂本 和良教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [教職研究科] | |
科目ナンバリング |
授業は、少人数グループ編成のもと、複数の教員によるティーム・ティーチングの形態で行う。
心理学・現象学・経営学・社会学が捉えるリフレクション論について講義を通して理解を深めるとともに、対話型、ワーク 型、協働型の活動を通したリフレクションの実践を経験することで、参加者の「観」がより豊かになることである。加えて、そう したリフレクションを促すことができる手法や姿勢を身につけることである。
この授業におけるリフレクションは、次の3つの視点から行う
①個人視点のリフレクション:教師としての行動・思考についてリフレクションする
②組織視点のリフレクション:所属する組織のあり方についてリフレクションする
③社会視点のリフレクション:社会における教育課題についてリフレクションする
本授業では特に③の視点でのリフレクションや学校現場におけるリフレクションに重点を置く。
<A類学生>
・リフレクションの意義・手法を理解し、それを生かして自己の実習場面や過去の経験を多様な視点からリフレクションし、 実践力を向上させていくことができる。
<B類学生> ・リフレクションの意義・手法を理解し、これまでの自己の実践や経験を多様な視点からリフレクションし、実践力や課題探 求力を向上させるとともに、A類学生のリフレクションについて指導助言することができる。
リフレクションの実際(20%)、レポート・まとめ(60%)、グループワーク等(20%)を参考にして総合的に評価する。
各自の教育実践、教育実習に対するリフレクションの記録を実習ノート等に、継続的に記録すること。
リフレクションの意義や手法を、理論と実践から理解し、省察的な教師を目指すことを期待する。LMSについては授業開始時に指示する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 個人&組織視点のリフレクション:観やALACTモデルなど、リフレクションに関わる重要概念等について確認する(講義) |
第2回 | 個人視点のリフレクション:ALACTモデルなどを用いたリフレクションについて実践する(対話型活動) |
第3回 | 組織視点のリフレクション:演劇的手法を用いたワークショップを通じて、組織内のメンバー間の関係性について考える(ワーク型活動) ※ゲストティーチャーを招聘する |
第4回 | 個人視点のリフレクション:ALACTモデルなどを用いたリフレクションについて実践する(対話型活動) |
第5回 | 個人視点のリフレクション:実際の学校現場での授業について、次週のリフレクションにつながるべく、授業観察する(協働型活動) |
第6回 | 個人&組織のリフレクション:参観した授業についてリフレクションを行う(対話型活動) |
第7回 | 個人視点のリフレクション:ALACTモデルなどを用いたリフレクションについて実践する(対話型活動) |
第8回 | 社会視点のリフレクション:社会における教育課題についての、開かれた学びの場づくりについて考える(協働型活動) |
第9回 | 社会視点のリフレクション:社会における教育課題についての、開かれた学びの場づくりについて考える(協働型活動) |
第10回 | 社会視点のリフレクション:社会課題についての、開かれた学びの場を実践する(協働型活動) |
第11回 | 社会視点のリフレクション:社会課題についての、開かれた学びの場づくりについて考える(対話型活動) |
第12回 | 個人視点のリフレクション:ALACTモデルなどを用いたリフレクションについて実践する(対話型活動) |
第13回 | 組織視点のリフレクション:ツールを用い、リフレクションに適したコミュニケーションのあり方について検討するとともに、それぞれの強みについて再度取り上げる(ワーク型活動) |
第14回 | 個人&組織のリフレクション:1年間のリフレクションを通して「観」にどんな変化があったのか、あるいはなかったのかを対話する(対話型活動) |
第15回 | <まとめ> ・リフレクションを通じて得られた自己の成果・課題及びリフレクションそのものについてまとめ、報告する |