担当者 | 筒井 史緒教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 1単位 [外国語学科 2016年度以前入学] | |
科目ナンバリング | ENG-128 |
これまで英語を「勉強の科目」だと考えていた方。「間違ってはいけない」と思うあまり、ろくに読み書きも話もできなかった、という経験はありませんか。ですが、英語はテストでよい点を取るための「学科」である以前に「言葉」です。つまり、使えることが大切。使える英語を上達させるためには、練習あるのみです。そのような意味では、英語はスポーツや音楽やダンスなどに近いといえるでしょう。理論をいくら身につけようと、実際に身体を動かすトレーニングをしなければ、スポーツも音楽もダンスもできるようにはなりません。英語もまったく同じです。
とにかく身体を動かし、トレーニングすることで、英語の力はきちんと鍛えられてゆきます。またその生きたベースがあれば、文法などの理論もぐっと理解しやすく、身につきやすく、うまく使いこなせるようになるのです。
というわけで、本演習では、トレーニングの手段を「読み」に絞り、とにかく大量の英語読書をとにかく楽しみながら行う、という一見荒削りな方法=多読を使って、本当に使える英語のベースを養成していきます。半期、一年と続けることで、いつのまにかすらすらと母国語のように英語を理解できる喜びを、ぜひ知ってください。
英語への恐怖心が取れ、自信をもって楽しく英語を読めるようになること。
日本語を介さず、自然に英語を理解する「英語脳」が育つこと。
さらには、もっと上の実力をつけたい、つけられるんだという確信を得ること。
受講態度50%、読了総語数50%によって総合的に評価。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 図書館所蔵の多読用テキスト(筒井の指定図書コーナーに配架)を使用。 | ||
参考文献 |
SNSや映像素材など、多読用テクストや書籍に限らず、他メディアの英語にどんどん触れる。それにより、カジュアル度、発信者の立場、受信者との関係性、メディアの性質等々によっての英語の違いを知る。
事前に抽選を行います。受講可能人数が限られますので、本当にやりたい!という方のみ、登録申請をするようにしてください。
とにかく楽しむこと。これまでの思い込みを捨てて、まずは読む楽しさに身をゆだねてください。いつのまにか、以前にはそんなものを自分が楽しんで読むなんて考えられなかったような本が、すらすらと読めるようになるはず。そうなったらしめたもの、いくらでも広げられます。文法も、リスニングも、ライティングも、きっと全然違う地平で習得していけるはずです。やればやっただけ必ず応えてくれる方法なので、楽しんで没頭してみてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 多読学習についての説明 |
第2回 | 多読実習 様々なジャンルの書籍に触れる |
第3回 | 多読実習 自分のレベル・好みに合った書籍を自分で選択できるようになる |
第4回 | 多読実習 学びのプロセスを自己決定する |
第5回 | 多読実習 決定したプロセスを自己管理・自己調整する |
第6回 | 多読実習 多読用テクストからペーパーバックへ |
第7回 | 多読実習 ペーパーバック入門 文学作品を読む |
第8回 | 多読実習 著者独特の表現を推測できる |
第9回 | 多読実習 訛りなどの音声を模写した表記が理解できる |
第10回 | 多読実習 テクスト内でのみ成立しているボキャブラリを理解できる |
第11回 | 多読実習 意味を理解するだけでなく文体を楽しむ |
第12回 | 多読実習 人物描写に使用されている単語の質からその人物の特徴を理解する |
第13回 | 多読実習 日本語訳が同じになる英単語の実際のニュアンスの違いが明確に分かる |
第14回 | 多読実習 英語を英語のまま理解する |
第15回 | 多読実習 まとめ |