演習Ⅰ
担当者関根  勇教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

本演習では、「ビジネスモデル」を中心に学習します。「ビジネスモデル」は、企業が価値を創造し、競争優位を持続させるために非常に重要です。演習Ⅰ(前期)では、「講義+グループワーク」によって、企業情報の集め方といった基本から始まり、ビジネスモデルの基本や定石を理解するとともに、「ビジネスモデル・キャンバス」の重要概念(顧客セグメント、バリュー・プロポジション、価値の提供方法、収益モデル)を、具体的なケーススタディを通じて、徹底的に学んでいきます。演習Ⅰ(前期)では、7月に外部企業の役員をZoomで招いてQuestion&Answerのセッションを設けていきます。

授業の到達目標

① 必要な企業情報を自ら収集・分析し、プレゼンテーションすることができる。
② ビジネスモデルについて、具体的事例をまじえながら説明できる。
③ 主要なビジネスモデルの定石を、具体的事例をまじえながら説明できる
④ ビジネスモデル・キャンバスを用いて、企業のビジネスモデルを分析することができる。
⑤ 考える力、問題形成力、分析力、プレゼンテーション力を総合的に習得し、生涯のキャリア形成の土台を構築する。

成績評価の方法および基準

ゼミやグループ討議への貢献度(40%)、期末レポート課題(40%)、各回の課題(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書毎回専用テキストをLMSにアップロードします。
教科書ビジネスモデルの経営学(配布済)関根勇共同文化社(2021年)
参考文献ビジネスモデル・ジェネレーションアレックス・オスカーワルダー
イヴ・ピニェール
翔泳社(2018年)
参考文献マイケル・ポーターの競争戦略ジョアン・マグレッタ早川書房(2018年12版)
参考文献新版ブルーオーシャン戦略 競争のない世界を創造するW・チャン・キム、レネ・モボルニュダイヤモンド社(2015年新版)

準備学修の内容

本講では、PCを通じてのZoomミーティングを多用しますので、自宅でのPC操作環境の整備をお願いします。
授業は、LMSでの事前学習や当日の講義を基にしたグループワークを中心に行います。
グループワークは、18名のゼミ生を4つのグループに分けて、毎月メンバー替えを行います。

その他履修上の注意事項

本講では教室で学んだことを実践で確認するために、実地の「企業訪問」や、Zoomでの「ビジネス・パーソン招待」を行います。
ICT産業への理解を深めるために、「産業・企業研究Ⅰ・Ⅱ」の履修を薦めます。
経営学や競争戦略等への理解を深めるため、「経営学総論」「経営戦略論」「マーケティング」といった企業経営関連科目の履修を薦めます。
英語で授業内容の確認をしたいゼミ生は、「産業実務演習Ⅲ・Ⅳ」(TAEP授業)の履修を薦めます。
授業へは必ず出席し、失敗や間違いを恐れず、積極的に発言してください。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:自己紹介、ビジネスモデルの基本、企業情報の集め方
第2回ビジネスモデルの定石①(講義とグループ討議)
第3回ビジネスモデルの定石②(講義とグループ討議)
第4回ビジネスモデルの定石③(講義とグループ討議)
第5回ビジネスモデル・キャンバスについて学ぶ①(講義とグループ討議)
第6回ビジネスモデル・キャンバスについて学ぶ②(講義とグループ討議)
第7回ビジネスモデル・キャンバスについて学ぶ③(講義とグループ討議)
第8回ビジネスモデル・キャンバスを使った企業分析①(講義とグループ討議)
第9回ビジネスモデル・キャンバスを使った企業分析②(講義とグループ討議)
第10回ビジネスモデル・キャンバスを使った企業分析③(講義とグループ討議)
第11回ビジネスモデル・キャンバスを使った企業分析④(講義とグループ討議)
第12回ビジネスモデル・キャンバスを使った企業分析⑤(講義とグループ討議)
第13回ビジネスモデル・キャンバスを使った企業分析⑥(講義とグループ討議)
第14回ビジネスパーソン招聘(資生堂 常勤監査役:宇野晶子氏)予定
監査役という仕事、女性のキャリア開発、化粧品業界のビジネスモデル
第15回リモート授業:ブルーオーシャン戦略、M・ポーターの競争戦略