演習Ⅱ
担当者関根  勇教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

本演習では、「ビジネスモデル」を中心に学習します。「ビジネスモデル」は、企業が価値を創造し、競争優位を持続させるために非常に重要です。演習Ⅱ(後期)では、前期に学んだ「ビジネスモデルの定石」や「ビジネスモデル・キャンバス」「SWOT分析や5フォース分析等」の応用例として、各産業・業界での優良企業のビジネスモデルを探索します。前期では既に4業界4企業のケーススタディを実施しましたが、後期にも6業界6企業のケーススタディを通じて、自分が興味を持てる就職活動先を探索していきます。最終的には、ゼミ生各自が興味ある業界や企業を選び、最後の2回で、その企業のCEO(最高経営責任者)になったつもりで将来の戦略の方向性をプレゼンテーションしてもらいます。後期には、授業内でのビジネスリーダーのZoom招聘や、希望者を募って課外授業として数社の「企業訪問」を予定しています。

授業の到達目標

① 必要な企業情報を自ら収集・分析し、プレゼンテーションすることができる。
② ビジネスモデル・キャンバスを用いて、企業のビジネスモデルを分析することができる。
③ 産業・企業分析のケーススタディを通じて、自分に合った産業・企業を探索し、就職活動につなげる。
④ 考える力、問題形成力、分析力、プレゼンテーション力を総合的に習得し、生涯のキャリア形成の土台を構築する。

成績評価の方法および基準

講義やグループワークへの貢献度(40%)
各回の課題やレポート課題(30%)
期末プレゼンテーション(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書毎回専用テキストをLMSにアップロードします。
教科書ビジネスモデルの経営学(配布済)関根勇共同文化社
参考文献会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかも知れない。青野慶久PHP
参考文献収益多様化の戦略川上昌直東洋経済新報社(2021年)

準備学修の内容

Zoomでの「ビジネス・リーダーの招待」を行います。
「企業実地訪問」はゼミ時間(木曜日3限目)外で行われることがあります。その際は、あくまで自発的な希望者が対象になります。
授業は、LMSでの事前学習や当日の講義を基にしたグループワークを中心に行いますので、必ず事前学習を行ってください。
グループワークは、18名のゼミ生を3つか4つのグループに分けて、テーマによってメンバー替えを行います。

その他履修上の注意事項

本講とともに、「経営学概論」「経営戦略論」「マーケティング」「産業と企業研究Ⅱ(ICT産業)」といった関連科目の履修を薦めます。
英語で授業内容の確認をしたいゼミ生には、「産業実務演習Ⅳ」の履修を薦めます。
授業ヘは必ず出席し、失敗や間違いを恐れず、積極的に発言や質問をしてください。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:前期の復習、後期の到達目標と授業内容説明
経営分析のフレームワーク復習
第2回アパレル産業、ICT業界、航空業界のビジネスモデル①(講義とグループワーク)
第3回アパレル産業、ICT業界、航空業界のビジネスモデル②(講義とグループワーク)
第4回アパレル産業、ICT業界、航空業界のビジネスモデル③(講義とグループワーク)
第5回アパレル産業、ICT業界、航空業界のビジネスモデル④(発表&質疑応答)
第6回不動産業界、金融業界、外食産業のビジネスモデル①(講義とグループワーク)
第7回不動産業界、金融業界、外食産業のビジネスモデル②(講義とグループワーク)
第8回化粧品業界のビジネスリーダーのZoom招聘(ビジネスリーダーとの質疑応答&意見交換)
第9回航空業界のビジネスリーダーのZoom招聘(ビジネスリーダーとの質疑応答&意見交換)
第10回不動産業界、金融業界、外食産業のビジネスモデル③(講義とグループワーク)
第11回不動産業界、金融業界、外食産業のビジネスモデル④(発表&質疑応答)
第12回ICT業界のビジネスリーダーのZoom招聘(ビジネスリーダーとの質疑応答&意見交換)予定
第13回ゼミ生によるグループ・プレゼンテーション①(ゼミ生同士によるピア・レビュー)
第14回ゼミ生によるグループ・プレゼンテーション②(ゼミ生同士によるピア・レビュー)
ゼミ生同士の投票により優勝者、準優勝者を決定
第15回リモート授業:「ビジネスモデルの経営学」解説