担当者 | 水守 理智教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
財務諸表の作成基準・表示基準に関連する会計法規や会計規則を学び、上場会社等の年次報告書に当たる有価証券報告書の経理の状況に記載されている実際の財務諸表でどのように適用されているかを実例を交えて学習します。
また、有価証券報告書にどのような情報が記載されているかを理解し、財務諸表及び財務諸表以外の情報から企業の経営状況をどう見るかを学びます。
演習Ⅱでは、演習Ⅰに続き、負債や純資産、税効果会計、連結財務諸表を学びますが、実際の財務諸表を題材に各種経営分析指標を算出し同業他社との比較や時系列分析などをとおして財務諸表の見方を修得していきます。
財務諸表の作成や表示に関する基本的なルールを理解し、そのルールや規則がどこに記載されているか知り自ら調べることができるようになることを目標とします。
また、有価証券報告書などから企業の経営環境や経営状況を読み解くための基礎を習得します。
単位の取得には、3分の2(オンライン授業を含め10回)以上の出席が必要です。
演習での課題の達成度合いやディスカッションでの発言内容と態度40%、レポートや試験の結果60%を目途に総合的に判断して成績評価を決定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『財務会計入門第6版』 | 田中建二 | (中央経済社) |
教科書 | |||
参考文献 | スッキリわかる日商簿記2級 | 滝澤ななみ | (TAC出版) |
参考文献 | 『新版会計法規集』最新版 | 中央経済社編 | (中央経済社) |
参考文献 | ざっくりわかる「決算書」分析 | 石島洋一 | (PHPビジネス新書) |
自ら理解度を確かめたり発展的な学習に繋げられるよう毎回ドリルや課題を課す予定です。課題の成果や演習問題の解答、質問などを次回の授業で発表できるようにしてください。
経済関連のニュースに興味を持ち、それが財務諸表にどう影響するかという意識を持って考えてみてください。財務諸表は複式簿記により作成されているため、財務諸表の理解には最低簿記3級程度のスキルが不可欠です。簿記の知識がない人は並行して簿記の勉強をすることを強く推奨します。
授業範囲や学習深度は個々の受講者の理解度や興味分野やその時のトピック等によって適宜変更または見直しをします。
課題の配布や提出などをLMSを利用して行う予定ですので、LMSを使える環境は必要です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | <演習Ⅰの復習> ・会計公準、企業会計原則、会計行為、3つの法規制を再考します。 ・棚卸資産および有形固定資産の会計について再考します。 |
第2回 | <金融資産 1 > ・金融資産の意義、分類、金銭債権の評価について学びます。 |
第3回 | <金融資産 2 > ・有価証券の意義、分類、評価について学びます。 |
第4回 | <負債 1 > ・負債の意義、分類、評価、社債、引当金について学びます。 |
第5回 | <負債 2 > ・退職給付債務の概要について学びます。 |
第6回 | <純資産> ・純資産の意義、分類、払込資本、留保利益について学びます。 |
第7回 | <収益費用> ・実現主義と販売基準、工事契約、収益費用対応の原則について学びます。 |
第8回 | <税効果会計> ・諸税金の処理、企業会計と課税所得計算の差異、税効果会計の仕組について学びます。 |
第9回 | <連結財務諸表 1 > ・意義、連結範囲、作成基準の概要を学びます。 |
第10回 | <連結財務諸表 2 > ・持分法、セグメント情報、注記事項について実際の実例を見ながら学びます。 |
第11回 | <財務諸表の分析> ・主要財務比率分析、損益分岐点分析について学びます。 |
第12回 | <財務諸表の分析2> ・時系列分析、業種別財務諸表の特徴、同業種の企業間比較について考えます。 |
第13回 | <有価証券報告書> ・有価証券報告書にどのような情報が記載されているか調べ発表、ディスカッションします。 |
第14回 | <企業内容開示の方向性> 財務諸表の限界と最近の企業内容開示制度の方向性について考えます。 |
第15回 | <まとめと期末試験> ・前期および後期に学習したことの総復習と期末テストまたは課題の発表(プレゼンテーション)やディスカッションを行います。 |