担当者 | 権 赫麟教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
娯楽の目的で大量に生産され、多数の大衆に享受される映画、マンガ、ビデオゲームなどの商業文化を対象とする観光の登場は、現代観光にみられる際立つ趨勢の一つとしてあげられます。例えば「アニメ聖地巡礼」やマンガ作品をテーマとした展示施設の観覧など、いわゆる「ポピュラーカルチャー」を対象とする観光は現代観光においてもはや珍しいものではありません。
この演習では、「観光」と「ポピュラーカルチャー」を共通のテーマとして輪読と発表を行い、自分が興味を持っている分野に対する問題意識と理解を深めていく一方で、自分のテーマに関して適切な方法で調べることができ、その結果を他人にわかりやすく報告できる能力を身につけるように訓練します。「ポピュラーカルチャー」は、映画などの映像媒体から我々が日常の中で接するスポーツやファッションに至るまで幅広い文化領域を含めます。ただし、この演習ではそうした文化の「消費者」として対象を見つめるのではなく、皆さんが普段興味を持っていた分野の文化的意味や研究課題を「研究者」の立場から考察することを目指します。そのため、①該当分野を学術的な観点から考察した文献を輪読する、②その中で自分の独創的な研究テーマを見出す、③そのテーマに関して調査を行いその内容を発表する、という段階で学習を進めていきます。
・論理的な文章を理解できるようになること
・自分の主張を論理的に他人に伝えることが出来るようになること
・他人の主張を理解し、それに対して論理的に対応出来るようになること
出席状況、討論への取組み、発表の内容などで総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
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参考文献 |
自分が興味を持っている観光とポピュラーカルチャー分野の現況に関して把握してくることが求められます。
テーマそれ自体は日常的で「軽い」ものとなりますが、その扱い方は真摯でアカデミックなものでなければなりません。
授業中の私語及び雑談は禁止とします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:演習の概要 |
第2回 | グループ編成と研究テーマに関するディスカッション |
第3回 | 関連文献の輪読① |
第4回 | 関連文献の輪読② |
第5回 | 関連文献の輪読③ |
第6回 | 関連文献の輪読④ |
第7回 | 関連文献の輪読⑤ |
第8回 | 研究構想発表① |
第9回 | 研究構想発表② |
第10回 | 研究構想発表③ |
第11回 | 研究成果のプレゼンテーション① |
第12回 | 研究成果のプレゼンテーション② |
第13回 | 研究成果のプレゼンテーション③ |
第14回 | 研究成果のプレゼンテーション④ |
第15回 | まとめとディスカッション(オンライン授業) |