外国史Ⅰ
担当者能勢 和宏教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングHSG-101

授業の概要(ねらい)

日本に住むわたしたちにとってフランスという国は身近な国でしょうか?それとも縁遠い国でしょうか?わたしたちは食事、ファッション、芸術、スポーツなどを通してフランスに触れる機会を多く持っていますが、それを通して見るフランスは一面的なものでしょう。本授業ではフランス革命から第一次世界大戦までのフランス近代史を学び、受講者が各自フランスの新たな一面を発見することを目指します。

授業の到達目標

・フランス史に関する基礎知識を身に着ける
・広範な学問的関心と基礎知識を有する

成績評価の方法および基準

・小テスト:30%、学期末試験:70%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『よくわかるフランス近現代史』剣持久木編ミネルヴァ書房

準備学修の内容

予習ではなく復習をしっかり行うようにしてください。授業各回でそれぞれ参考文献を紹介するので、論文であれば論文全体を、書籍であれば1章分を読み、復習にあててください。

その他履修上の注意事項

これまでに世界史・西洋史・フランス史を学んでいる必要はありません。授業中でもオフィスアワーの時間でも、積極的な質問は大歓迎です。

授業内容

授業内容
第1回・授業の概要、授業運営方法について説明する
第2回・前近代のフランス史の概要
・フランスという国の成り立ちを学ぶ
第3回・フランス革命を知る①
・フランス革命に至る経緯を学ぶ
第4回・フランス革命を知る②
・1789年7月14日、バスティーユ監獄の襲撃がなぜ起こったのかを考える
第5回・フランス革命を知る③
・1791年憲法の制定に至る、革命初期の展開を学ぶ
第6回・フランス革命を知る④
・ロベスピエール独裁に至る経緯と特徴を学ぶ
第7回・フランス革命を知る⑤
・総裁政府の特徴を学ぶ
第8回・ナポレオンの台頭
・コルシカ島出身の軍人であったナポレオンがフランスを支配する経緯を知る
第9回・ナポレオン第一帝政を知る
・ナポレオン体制の功罪を学ぶ
第10回・復古王政と七月王政を知る
・フランス革命とナポレオン体制を経た後のフランスの状況を学ぶ
第11回・二月革命とナポレオン3世の台頭
・第二共和制の特徴とナポレオン3世の台頭を許した課題を学ぶ
第12回・ナポレオン3世第二帝政を知る
・第二帝政の特徴を学ぶ
第13回・第三共和制を知る①
・第三共和制の特徴とドレフュス事件を学ぶ
第14回・第三共和制を知る②
・第三共和制期のフランス社会・文化の隆盛(「ベル・エポック」)を学ぶ
第15回・オンライン授業
・授業の総括を行い、フランス革命からの100年間で生じたフランス社会の変化を学ぶ