担当者 | 品川 仁美教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | CIL-314 |
現代において、会社は社会経済の中心的な存在である。会社と聞くと、なにか新聞のむこうの遠い世界のように感じるかもしれないが、実際のところ会社は我々のごく身近にある存在である。たとえば、我々が日々通い詰めているコンビニエンスストアも会社であり、また多くの学生が将来就職する先も会社である。
これらの実は身近に存在している会社が、映画やドラマになるようなドラマティックな状況に巻き込まれることがある。いわゆるM&Aと呼ばれる企業買収の場面や企業再編の場面である。
このような事件・事例は、日々のニュースの中でよく見かけるのだが、その法律上の概念や規定については、時間の関係でなかなか会社法Ⅰ・Ⅱでは扱えない。
本講義(会社法特講Ⅰ)では、日経新聞等でよく目にするであろうM&Aについて集中的に取り扱う。具体的にはM&Aに関する解説をした上で、その週に起こった関係ニュースを読み、ニュースに関するディスカッションを行う。
応用的な内容も含まれるため、会社法Ⅰ・Ⅱをすでに履修している、もしくは並行して履修していることを前提として授業を行う。授業では積極的な発言を求める。
①M&Aに関する様々な制度について、基本的な知識を得て、説明することができる。
②M&Aに関する様々な制度の違いについて、自分の言葉で説明することができる。
③授業で扱った重要なニュースについて、理解し説明することができる。
レポート:80%
授業内の貢献度(発言および出席):20%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『会社法〔第5版〕』(2021年) | 伊藤 靖史、大杉 謙一、田中 亘、松井 秀征 | 有斐閣 |
教科書 | 『ビジネス法務の理論と実践』 | 松嶋隆弘・鬼頭俊泰編著 | 芦書房 |
参考文献 |
教科書の該当箇所を読み、授業で扱う内容について簡単に理解しておく。
毎日、日経新聞に目を通し、授業に関係するニュースを探して、意見や質問をまとめてくる。
会社法Ⅰ・Ⅱを履修済み、もしくは並行して履修していること。
きちんと毎回出席することを重視する。
六法は必ず持参すること。
授業中の私語等、迷惑行為は厳に慎むこと。
授業で配布したレジュメや新聞のコピー等は、事後的に配布することはしない。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 【オンライン授業(LMS)】ガイダンス、春期授業の進め方について |
第2回 | 会社の基礎の変更(定款変更) |
第3回 | M&A①買収・結合・再編の意義と方法 |
第4回 | M&A②株式の取得による買収 |
第5回 | M&A③キャッシュ・アウト |
第6回 | M&A④対象会社の取締役の義務 |
第7回 | M&A⑤組織再編の意義 |
第8回 | レポートについての説明と解説 |
第9回 | M&A⑥組織再編の手続 |
第10回 | M&A⑦組織再編の無効の訴え |
第11回 | M&A⑧事業の譲渡等 |
第12回 | M&A⑨敵対的買収と防衛策1 |
第13回 | M&A⑩敵対的買収と防衛策2 |
第14回 | M&A⑪敵対的買収と防衛策3 |
第15回 | 【1回足りない分のオンライン授業(LMS)】まとめ |