担当者 | 藤木 貴史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | SOL-302 |
私たちの社会では、多くの人が雇用されて労働し、賃金を得ることで生活しています。しかし、働くことだけが人生ではありません。働くこと以外にも「人間らしい豊かな生活」を送るためのサポートが必要です。社会保障法は、「セーフティーネット」を提供することで、「人間らしい豊かな生活」を実現するための法分野です。
社会保障法IIでは、公的扶助・社会福祉(社会手当)に関連する分野を中心的に取り扱います。社会保障法Iと社会保障法IIは連続性が強いので、連続して履修することを強く勧めます。
この授業の狙いは次の通りです。
①みなさんが、社会保障法に関する複合的知識を習得できる(カリキュラムマップ4、9)
②みなさんが、自分の直面したトラブルに対し、社会保障法に基づいた解決策を提示できる(カリキュラムマップ11)
※進度は学生の理解に応じて変更することがあります。
①社会保障法の基礎的知識を習得する
②発生したトラブルについて、社会保障法に基づいた解決先を家族や友人に説明できる
到達目標①の計測のためにランダムに小テストを、到達目標②の計測のために期末テストをそれぞれ実施します。
[小テスト]授業後にランダムに、LMS上でその回の授業内容を確認します(客観式)
[期末試験]身近に発生するトラブルについて、社会保障法に基づいた解決策を提示できるかを確認します(記述式)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『トピック社会保障法』 | 本多巳代子・新田秀樹 | 不磨書房(信山社)2022年 |
参考文献 | 『社会保障判例百選[第5版]』 | 岩村正彦編 | 有斐閣・2016年 |
[予習](1時間程度)
・LMS上からレジュメを印刷しましょう。
・レジュメに指示された部分の教科書を読みましょう。
[復習](3時間程度)
・LMS上の小テストを解きましょう。
・その回の内容を友人・家族に説明できるか試してみましょう。
[授業を受ける姿勢]
・休まないで出席することは理解の前提となるので、その旨心がけてください。
・教科書の購入は必須です。試験の際には、原則、教科書のみ持ち込みを認めます。
[授業の進め方]
・進度は学生の理解に応じて調整されることがあります。
・小テストはLMSを通じて出題する予定です。平常点を得るためには小テストを受験する必要があります。
[関連科目]
本講義の理解のためには、①日本国憲法、②行政法、③労働法I・IIなどの基礎的知識があることが望ましいです(ただし、これらの科目未履修の学生も、この講義を履修して構いません)
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 福祉国家の類型論 |
第3回 | 社会保障の憲法的基礎 |
第4回 | 介護保険(1) |
第5回 | 介護保険(2) |
第6回 | 公的扶助(1) |
第7回 | 公的扶助(2) |
第8回 | 障害者福祉(1) |
第9回 | 障害者福祉(2) |
第10回 | 児童福祉(1) |
第11回 | 児童福祉(2) |
第12回 | 社会福祉(1) |
第13回 | 社会福祉(2) |
第14回 | 社会保障法の歴史 |
第15回 | 授業内試験 |