担当者 | 平沼 晶子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | ESS-216 |
保育内容の指導法(言葉I)に引き続き、より実際的に子どもの言葉を豊かに伸ばしていく環境や保育者の働きかけについて理解を深める。授業では、保育現場の事例に基づき意見交流を行うことにより、乳幼児の言葉を育む環境や保育者の関わりについて考える。また、模擬保育を通して、保育者として言葉に対する感覚を磨くと共に指導案の書き方を身につけていく。
①幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領における領域「言葉」を踏まえた実践方法を理解する。
②保育者として言葉の感覚を磨き、適切に使用できる。
③年齢・発達に応じて言葉に関わる教材を準備するなど、仲間と協力して保育実践を考案することができる。
④模擬保育とその振り返りを通して、保育を改善する視点を身につける。
授業内での発表・提出物(70%)、期末課題(30%)を総合して評価する。
発表・提出物に関しては、授業内で解説してフィードバックを行う。期末課題は授業の到達目標への達成度を確認する位置づけにあり、授業の振り返りを行い学修のポイントを説明したうえで実施する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『演習 保育内容 言葉 -基礎的事項の理解と指導法-』 | 戸田雅美編著 | 建帛社 |
教科書 | 幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領 | ||
参考文献 | 『事例で学ぶ保育内容 領域 言葉』 | 無藤 隆監修 | 萌文書林 |
参考文献 | 『3歳から6歳:保育・子育てと発達研究をむすぶ(幼児編)』 | 神田英雄著 | ちいさいなかま社 |
参考文献 | 『絵本からの贈り物』 | 長山篤子著 | 日本キリスト教団出版局 |
参考文献 | 『保育の中の小さなこと大切なこと』 | 守永英子・保育を考える会著 | フレーベル館 |
①各回の授業で学んだ内容をノートにまとめて復習をする。
②教材研究や模擬保育の準備など授業外課題に意欲をもって取り組む。
教材研究や模擬保育では共に学び合う姿勢をもち、保育実習・教育実習での部分保育を想定して積極的に取り組んでもらいたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:授業概要・授業の進め方と注意事項 領域「言葉」に関するこれまでの学びの確認 遊びから生まれる表現を支える(1)ワーク:「さかさまことば」を創作する |
第2回 | 遊びから生まれる表現を支える(2)創作した「さかさまことば」を発表する |
第3回 | 事例から学ぶ保育者の関わり グループワーク:保育事例を通して「自分なら、子ども達とどう関わるか」を考える |
第4回 | 実習に向けて:子ども達への自己紹介を創作する 各自が作成した「自己紹介」を発表する |
第5回 | 児童文化財「絵本」から育むことばの世界 読み聞かせの実践(1)3歳児クラス DVDを視聴しながら、読み聞かせにおける注意点や工夫についてグループワークを通して考える |
第6回 | 読み聞かせの実践(2)4歳児・5歳児クラス DVDを視聴しながら、読み聞かせにおける注意点や工夫についてグループワークを通して考える |
第7回 | 保育へとつながる指導案の作成(1) グループに分かれて、部分実習(絵本の読み聞かせ)の手順を考える |
第8回 | 絵本選び(オンライン) 対象となる子ども達を想定して部分実習で用いる絵本を選び、読み聞かせの工夫を考える |
第9回 | 保育へとつながる指導案の作成(2) 導入-読み聞かせー読み聞かせ後の流れを考えて指導案を作成して、模擬保育の準備をする |
第10回 | 模擬保育:実践と振り返り(1) グループごとに発表した後、学生同士で意見交流を行い学び合う |
第11回 | 模擬保育:実践と振り返り(2) グループごとに発表した後、学生同士で意見交流を行い学び合う |
第12回 | 模擬保育:実践と振り返り(3) グループごとに発表した後、学生同士で意見交流を行い学び合う |
第13回 | 模擬保育:実践と振り返り(4) グループごとに発表した後、学生同士で意見交流を行い学び合う |
第14回 | 保育者のことばを磨く:連絡帳のやり取りから「ことば」を考える 全授業の振り返り |
第15回 | 全体のまとめと確認 各自の学びを振り返る |