担当者 | 堀田 結孝教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [心理学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | PSY-303 |
進化心理学とは、人の認知や行動の理由を進化や適応の観点から理解するアプローチである。進化心理学的な視点を取り入れることで、なぜある心理や行動傾向がヒトに見られるのか、ヒトと他の動物との共通点及びヒトの独自性について理解を深めることができる。この授業では、進化と適応の概念について理解した上で、進化心理学においてよく研究されているテーマを学んでいく。具体的には、性選択、意思決定、向社会性(他者を思いやる傾向)、文化進化(ヒトの社会の発展)を取り上げながら、基礎的な知見及び最近の研究の動向を学んでいく。
・人間の知覚、認知、行動の理由について進化及び適応基盤の視点から考えることができる。
・人間の知覚、認知、行動の生物学的基盤を理解することができる。
・進化心理学的な視点が、現代社会における問題を考える上でも有用なアプローチであることを理解することができる。
期末試験70%、課題30%で総合的に評価する。
テーマごとに、復習用の課題を出す。課題はLMSの機能を用いて出題する。課題の締め切り後に、授業内で課題のフィードバックを行う。
期末試験はLMSの機能を用いて実施し、最後の回に解説を行う予定である。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 進化と人間行動 第2版 | 長谷川寿一・長谷川眞理子・大槻久 | 東京大学出版会 |
参考文献 | 進化と感情から解き明かす社会心理学 | 北村英哉・大坪庸介 | 有斐閣 |
各テーマの最初の回に、資料を配布する。また、講義で用いるスライドはLMSで公開する。
配布資料、自分で取ったノート、LMSで公開しているスライド等を読みなおして、前回までの学修内容を復習する。授業で解説したキーワードを自分で説明できるようになることを目標として復習をする。
授業内で質問やコメントを求める。授業への積極的な参加を期待する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 進化心理学の意義:なぜ心理学で進化を考える必要があるのか |
第3回 | ダーウィンの進化論の基礎:自然選択や変異 |
第4回 | 性選択1:ヒトの性の特徴 |
第5回 | 性選択2:配偶者選択 |
第6回 | 適応的意思決定1:意思決定のバイアス |
第7回 | 適応的意思決定2:経験則の適応的合理性 |
第8回 | 向社会性1:血縁選択 |
第9回 | 向社会性2:互恵的利他主義 |
第10回 | 向社会性3:ヒトの社会性 |
第11回 | 文化進化1:文化の多様性 |
第12回 | 文化進化2:社会的学習 |
第13回 | 文化進化3:ヒトの文化の起源 |
第14回 | 期末試験及び参考文献の解説(オンライン) |
第15回 | まとめ |