担当者 | 稲田 尚子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [心理学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
発達障害の分野で、各自が関心を持つ、あるいは理解をさらに深めたいと考えるテーマに関する心理学の研究の進め方について、理解を深めることを目的とする。実際に調査・実験を実施し、データを収集することにより、理解をさらに深める。データを分析し、それより結果や考察を導くことで論文のまとめ方を学ぶ。同時に、自ら行った研究のプレゼンテーションをすることで、他者に研究内容やその結果を効果的に伝える方法を学ぶ。この授業を通して、クリティカルシンキング、プレゼンテーション、ディスカッションの仕方も学んでもらいたい。
1.心理学的問いを解明するために、具体的な研究方法を提起できる
2.研究倫理に配慮しながら、研究を計画し、データを収集・分析できる
3.データ分析結果を総合的に考察し、立てた問いに対して柔軟な解釈を還元できる
4.論理的思考に基づき、相手に伝わるプレゼンテーションができる
5.問題・方法・結果・考察へ分節化した実証研究の科学的レポートを執筆できる
6.自らの心理学の知識や技術を実社会の中で幅広く活用することができる
プレゼンテーション、レポート、ディスカッションへの参加を総合して評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 大学生のためのリサーチリテラシー入門: 研究のための8つの力 | 山田 剛史、林 創 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | フリーソフト「R」ではじめる 心理学統計入門 (知識ゼロでもわかる統計学) | 實吉綾子 | 技術評論社 |
毎週自身の研究課題に取り組み、授業で進捗を報告してもらいますので、授業の時間外に文献の精読、データ分析、レポート作成を行ってください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業の進め方・発表の方法について |
第2回 | データの収集と分析I:データ入力フォーマットの作成 |
第3回 | データの収集と分析II:データ入力 |
第4回 | データの収集と分析III:データクリーニングと欠損値の処理 |
第5回 | データの収集と分析IV:記述統計と統計学的分析 |
第6回 | データの収集と分析V:統計学的分析 |
第7回 | 「方法」を書く |
第8回 | 「結果」を書く |
第9回 | 効果的な図表を作成する |
第10回 | 「問題と目的」を書く |
第11回 | 「考察」を書く |
第12回 | 「引用文献」を書く |
第13回 | 論文を推敲する(オンライン) |
第14回 | 効果的に発表する |
第15回 | まとめ |