担当者 | 飯島 雄大教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [心理学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | SEM-301 |
私たちが抱く感情は、周りの環境や他者との相互作用など、いろいろな要因を受けて刻々と変化している。この演習では、そのように流動的に変化する感情をいかにして測定するのかについて学び、その測定法を活かして感情がどのように発生し、変化していくのかという処理過程について研究することを目的としている。より具体的には、実験法、調査法などを用いて、感情の処理過程や感情を変化させる要因についてアプローチしていく。
研究演習Ⅰでは、研究の進め方を学び、テーマを決めるために、文献の講読を中心に行う。先行研究の講読を通して、リサーチクエッションを明確に設定することを目標とする。
また研究演習Ⅲでは、リサーチクエッションを実証するために、立案した研究計画をもとに実験及び調査を実施する。そして得られたデータを解析し、研究結果を報告することを目標とする。
・先行研究の結果を読み取り、そこから研究テーマを設定できる。
・心理学的課題に対し、自分の意見をもち主張できる。
・自ら仮説を立て、扱う構成概念を明確に定義できる。
・研究倫理に配慮しながら、研究を計画し、データを収集できる
・心理学的問いを解明するために、具体的な研究方法を提起できる。
・データ分析結果を科学的に評価し、批判的に検討できる。
・データ分析結果を総合的に考察し、立てた問いに対して柔軟な解釈を還元できる。
・研究結果を適切な構成(問題・方法・結果・考察)でレポートにしてまとめる。
・論理的思考に基づき、相手に伝わるプレゼンテーションができる。
・自らの心理学の知識や技術を実社会の中で幅広く活用することができる。
研究演習Ⅰ:研究発表(80%)、ディスカッションへの貢献度(20%)で評価する。
研究演習Ⅲ:研究発表(40%)、期末レポート(40%)、ディスカッションへの貢献度(20%)で評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
先行研究を要約して発表してもらう。各自で興味を持った先行研究を選んで読み解くこと。そして、その研究の目的・結果・結果の意義についてわかりやすく発表すること。
また研究演習Ⅲの受講者は、研究の進捗を報告してもらう。各自の実験・調査の進行状況や問題点について報告すること。
この演習は、研究発表とディスカッションが中心となる。間違えることを恐れずに、積極的に参加する姿勢を評価する。
受講者の人数によって以下のスケジュールは変更することがある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 研究の進捗報告とディスカッション |
第3回 | 研究の進捗報告とディスカッション |
第4回 | 先行研究の発表とディスカッション |
第5回 | 先行研究の発表とディスカッション |
第6回 | 研究の進捗報告とディスカッション |
第7回 | 研究の進捗報告とディスカッション |
第8回 | ここまでの振り返り(オンライン) |
第9回 | 研究の進捗報告とディスカッション |
第10回 | 研究の進捗報告とディスカッション |
第11回 | 先行研究の発表とディスカッション |
第12回 | 先行研究の発表とディスカッション |
第13回 | 先行研究の発表とディスカッション |
第14回 | 研究結果の発表 |
第15回 | 研究結果の発表 |