都市と防災Ⅱ
担当者関  英男
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングPOL-306

授業の概要(ねらい)

この講義では、防災政策の中でも平常時対応・各論を取り上げます。防災庁構想、消防、自治体などの先進的防災政策、まちづくり、被災者支援、災害ボランティア、原子力災害、感染症対策、災害と司法などについて、歴史も含めて対象とします。

授業の到達目標

防災行政の基礎知識と勘所を身につけること。

成績評価の方法および基準

特定の問題に絞った最低1200字(そのうち自分の意見が600字以上)の課題提出1回が必須。ゼミの発表のように細かい課題について書くこと。出席は毎回取る。筆記試験は行わない。数回、抜きうちで、講義に即した特定の課題について短い意見を書いてもらい、内容に応じて加点する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書使用しない。
参考文献『防災白書』のサイトを初め、内閣府防災、総務省消防庁、自治体などの防災のサイト。
新聞社や、過去の震災などのデータベースサイト。

準備学修の内容

「都市と防災Ⅰ」の知識、行政学、地方自治の知識があれば、より理解しやすくなります。

その他履修上の注意事項

防災関連のサイト・記事を、頻繁に見て、考えてください。分かりやすくするため、講義では基本と筋道を語り、情報量は「都市と防災Ⅰ」より減らし、板書と映像に即した説明も増やします。匿名も含めて意見を書いてもらい、双方向の交流に努めます。オンライン講義は、「都市と防災Ⅰ」と異なり、補足説明と応用といたします。

授業内容

授業内容
第1回感染症対策2
第2回防災をめぐる法律と計画
第3回広域応援と広域避難
第4回義援金・生活再建支援制度
第5回福祉避難所
第6回災害ボランティア
第7回組織と政策を理解する視点
第8回自治体と地方議会の防災体制と政策
第9回消防
第10回国土交通省と気象庁
第11回防災と都市計画
第12回集合住宅の防災
第13回防災庁構想
第14回原子力災害
第15回災害と司法