犯罪学
担当者宣 善花
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングCRL-303

授業の概要(ねらい)

本講義では、なぜ犯罪が生じるのかについて,生物学,心理学,社会学等を利用した分析手法を取り上げる。前半では、犯罪統計を的確に読み、犯罪の動向や犯罪者の動向を把握する。その後、日本の刑罰制度の現状を分析する。後半では、犯罪生物学をはじめとする犯罪理論を学び、犯罪と刑罰について理解を深める。

授業の到達目標

① 日本の刑罰制度のついて説明することができる。
② 犯罪理論について説明することができる。
③ 個別の犯罪対策について自分の意見をまとめることができる。

成績評価の方法および基準

期末試験の成績(70%)
適宜、小テスト・リアクションシート(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は特に指定しません。レジュメを配布します。
参考文献ビギナーズ犯罪法 第2版守山正・安部哲夫〔編著〕成文堂(2020)
参考文献ビギナーズ刑事政策 第3版守山正・安部哲夫〔編著〕成文堂(2017)
参考文献リーディングス刑事政策朴元奎=太田達也[編]法律文化社(2016)
参考文献令和3年版犯罪白書 法務総合研究所編法務省

準備学修の内容

事前に配布された資料を読んで来てください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・イントロダクション:犯罪学について
第2回犯罪の動向
第3回犯罪者処遇の動向
第4回刑罰制度(1) 死刑
第5回刑罰制度(2) 自由刑
第6回刑罰制度(3) 財産刑
第7回個別犯罪対策(1) 薬物事犯
第8回個別犯罪対策(2) 高齢者犯罪
第9回犯罪学と刑事政策
第10回犯罪原因論(1) 古典派犯罪学、犯罪生物学
第11回犯罪原因論(2) 犯罪心理学的アプローチ
第12回犯罪原因論(3) 犯罪社会学的アプローチ
第13回新たな展開(1) ラベリング論、コントロール論
第14回新たな展開(2) 環境犯罪学(オンライン)
第15回まとめと試験