スポーツ栄養演習Ⅰ
担当者藤井 瑞恵教員紹介, 大村 香織教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングSPS-113

授業の概要(ねらい)

基本的な各栄養素の役割を正しく理解し、競技特性やトレーニングに応じて、何を、いつ、どれくらい摂取する必要があるかを学びます。
授業の進め方は、資料やパワーポイントを中心とした講義形式で授業を行った後に、グループワークやディスカッション等を実施します。自身のコンディションや食生活を振り返り、実践へとつなげ、スポーツ栄養の重要性を理解していくことを目指します。

授業の到達目標

①基本的な各栄養素の役割を説明できる。
②トレーニングや競技に応じた適切な栄養摂取について説明できる。
③授業で習得した知識を、日々の食生活やスポーツ現場で実践できる。

成績評価の方法および基準

①授業内テスト・課題 30%
②期末試験 70%
※出席点はありませんが、出席不足は評価対象外となります。
※テストや課題のフィードバックは授業内での解説、又はLMS等へ解説を掲載します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献アスリートの栄養・食事ガイド(3版)小林修平編著 第一出版
参考文献新版コンディショニングのスポーツ栄養学樋口満編著市村出版
参考文献公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト第9巻『スポーツと栄養』

準備学修の内容

日頃から自分自身の身体作りや食事・栄養について興味・関心を持って過ごすよう心掛けて下さい。参考資料や配布資料をよく読み、課題やレポート、授業内発表の準備を十分にしてください。

その他履修上の注意事項

グループワーク、ディスカッション等主体的に取り組んでください。私語など授業の妨げとなるような行為、スマートフォン、イヤフォンの着用は禁止します。場合によっては退出してもらいます。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(授業の進め方、評価方法など)
第2回アスリートの食事の基本
 各栄養素の働き、バランスの良い食事について学ぶ。
第3回トレーニングとエネルギー消費量
 1日のエネルギー消費量の推定方法について。 自身の練習やトレーニング消費量を推定する。
第4回アスリートの身体組成①
 身体組成を測定する意義について学ぶ。
第5回アスリートの身体組成②
 身体づくりの目標の立て方を学ぶ。
第6回糖質摂取の必要性
 糖質の体内における代謝と機能、アスリートにおける必要量を学ぶ。
第7回たんぱく質の必要性
 たんぱく質の体内における代謝と機能、選手における必要量を理解する。
第8回脂質の必要性
 脂質の種類と働き、適正量について学ぶ。
第9回運動後のリカバリー
 運動後の身体の状態について知り、効率的なリカバリー方法を理解する。
第10回水分補給法
 水分補給による体温調節、脱水とパフォーマンスとの関連などを学び、正しい水分補給法を知る。
第11回食事調査法
 食事調査の意義、調査方法と注意点について学ぶ。
第12回アスリートの食事計画①
 食事記録法により食事調査を実施し、栄養計算をする。
第13回アスリートの栄養計画②
 食事調査と栄養計算から、対象アスリートの課題とアドバイスを考える。
第14回まとめ
 スポーツ栄養演習Ⅰのまとめと理解度の確認
第15回まとめと期末試験