マス・コミュニケーション論Ⅰ
担当者木下 浩一教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-105

授業の概要(ねらい)

 われわれは日々、さまざまなコミュニケーションを行なっています。近年増加しているのは、SNSを介したコミュニケーションです。一方でマス、つまり不特定多数によるコミュニケーションは、減少傾向にあります。
 しかしながら、世の中で何が起こっているのかを知るのは、主にマス・メディアを通じてです。みなさんもマスの一員です。みなさんが住む「社会」や「世界」を、マス・コミュニケーションの観点から捉え直してみましょう。
 本講では一部、ペアワークなどを行います。他の参加者と意見や考えを共有しましょう。

*新型コロナ・ウイルスの状況によって、内容を変更する場合があります。コロナ禍が維持・拡大の場合、コロナ関連のマス・コミュニケーション状況を論じます。

授業の到達目標

1)マス・コミュニケーションの良い点や悪い点、あるいは問題点や課題を挙げられる。
2)マス・コミュニケーション研究における概念や理論を説明することができる。

成績評価の方法および基準

期末レポート(60%)と課題提出(40%)をもって評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書*教科書は特に指定しない。
参考文献『メディア文化論:メディアを学ぶ人のための15話』吉見俊哉有斐閣、2012年
参考文献『現代メディア史』佐藤卓己岩波書店、2018年

準備学修の内容

▼授業では新聞記事を多用します。新聞記事や授業の内容から、1)興味関心を広げ、2)関心を絞り込み、3)特定の事例について調べ、4)再び受講してください。
▼毎週、1)から4)を繰り返し、2回の試験に臨んでください。リアクションペーパーやペアワークについても、同様です。

その他履修上の注意事項

▼後期に「マス・コミュニケーション論Ⅱ」を履修することが望ましい。
▼アクチュアルな時事問題を積極的に取り入れていきます(例:「新型コロナ・ウイルスの感染拡大」など)。そのため、シラバス上の授業内容と相前後する場合があります。
▼この科目は今般の情勢に対応して履修者の制限をする可能性があります。履修登録にあたっては大学のホームページの<インフォメーション>で関連情報を確認してください。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、イントロダクション
第2回マス・コミュニケーションとは何か
第3回近代化とマス・コミュニケーション
第4回基礎的な概念
第5回マス・コミュニケーション研究のパラダイム①
第6回マス・コミュニケーション研究のパラダイム②
第7回古典的理論
第8回前半のまとめ
第9回時事問題(中間試験を実施する可能性があります)
第10回マス・コミュニケーションの理論①
第11回マス・コミュニケーションの理論②
第12回メディアと戦争
第13回オリンピックとマス・コミュニケーション
第14回質疑応答とペアワーク
第15回まとめと期末試験