授業の概要（ねらい）

（１）本授業では、数ある企業の中で、どのような企業がいかなる考えの下、どのような活動を行って付加価値の創出に成功してきているのかなど、経営戦略の視点から、事例を調査研究します。このような事例学習により、将来社会人になって役立つ知識やこれからの専門科目履修の基本となる導入部分を学ぶことができます。
（２）グループワークによる事例学習を行うことで、社会人・企業人として必要不可欠となる「リーダーシップ」「協調性」「ディスカッションへの積極的な参加と態度」「論理的に事象を理解する力」「伝える力」を学習します。
（３）第1ラウンドは、教科書の事例から、皆さんになじみのある企業を取扱います。教師が事例候補をリストアップしますので、その中から各グループが選択・決定します。第2ラウンドは、各グループが自分たちで、教師とも打ち合わせながら、事例学習の対象企業を決めます。
（４）授業は、学生の皆さんとコミュニケーションをよくとり、「楽しく学習する」をモットーに進めます。
（５）本科目は、企業の現場において、経営幹部並びに実行責任者として実務経験を豊富に積んだ教員が行う授業です。担当教員は、企業経営全般に知見を有し、とりわけ、経営戦略策定、M&A、CSR、海外企業経営に精通してします。このような実務経験の中から、特に経営戦略に焦点をあて、様々な企業の事例を学習します。

授業の到達目標

（１）自分で調査研究した内容を分かりやすく伝えることができる。
（２）グループワークを通じ、「リーダーシップ」「協調性」「ディスカッションへの積極的な参加と態度」が身につく。
（３）他グループの調査研究結果に関心を持ち、そのプレゼンテーションに対し、分析や課題などを見出すことができる。
（４）取り上げられた事例の中にある経営戦略の論理を理解できる。
（５）様々な業種や職種の特徴を理解し、説明できる。
（６）決められたこと、求められたことを実行するself discipline（自己鍛錬・修養）を身に付ける

成績評価の方法および基準

（１）授業への高い意欲・関心・態度、積極的な参加・貢献　＜２０％＞
※演習授業故、出席しコメントすることを重視します。
（２）決められたこと、求められたことを実行するself discipline（自己鍛錬・修養）　＜２０％＞
※自己鍛錬・修養には、課題の提出、ミニテストへの回答を含みます。
（３）グループワーク及びプレゼンテーションの内容と完成度　＜３０％＞
（４）期末試験の代わりとなる最終レポート（ハードコピー）の最終授業における提出とその内容＜３０％＞
これらを総合的に評価します。

教科書・参考文献

準備学修の内容

（１）「日本経済新聞」などの新聞に掲載された企業関連の記事を興味をもって読んでください。
（２）取り上げる企業のホームページ、有価証券報告書などで、当該企業の概要をつかむようにしてください。

その他履修上の注意事項

（１）受講希望者はできるだけガイダンスに出席願います。又、グループ分けをする第2回目の授業には必ず出席して下さい。
（２）授業の内容、授業の進め方、受講のルールなど詳細はガイダンス時に説明します。
（３）授業で使用する資料や音声をLMS上に掲載することがありますが、本授業を受ける学生の個人使用が前提です。本人限りの使用とするよう徹底してください。著作物を扱っていますので、著作権法の制限を受けます。複製、転載などの二次使用は厳禁です。
（４）受講者数の上限は、演習の性格上、20名を目途とします。受講希望者数によっては、抽選を行います。但し、この授業の前期産業実務演習Ⅰを受講した学生を優先します。
（５）演習授業ですので、出席を重要視します。
（６）授業の計画・内容は、履修者数や形成されるグループ数により変更する場合があります。

授業内容