国際会計論特講
担当者山矢 和輝教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学研究科 経営学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 国際会計基準(IFRS)は世界120ヵ国以上で採用され、日本においても200社を超える上場企業において採用されるようになっています。会計の目的は、投資家や債権者、経営者等に対して意思決定に有用な情報を提供することにあり、グローバルな経営環境において資金調達と企業活動を行う上での共通言語として、IFRSを学ぶ意義は大きくなっています。
 IFRSでは、原則主義・公正価値評価・資産負債アプローチ等、日本基準とは異なる概念フレームワークに基づき、個々の会計基準が設定されています。そのため、IFRSと日本基準の差異を理解し、これらの差異を調整仕訳として計上すると共に、日本基準では求められない会計情報を開示することが求められます。講義では、実務的な課題や最新のテーマもとりあげます。

授業の到達目標

IFRSの基本的な概念とその背景、日本基準とIFRSの差異、IFRS導入による実務への影響を理解できることを目標とします。

成績評価の方法および基準

出席とディスカッションへの参加70%、レポート30%で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書毎回、講義資料を配布します。
参考文献『IFRS会計学基本テキスト(第6版)』橋本尚、 山田善隆中央経済社

準備学修の内容

次回の履修範囲について、テキストもしくは配布資料を予習してください。

その他履修上の注意事項

第14回のみLMSによるオンデマンド型の講義となります。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス及びIFRSの学び方について解説します。
第2回IFRSの基礎知識と概念フレームワークについて解説します。
第3回収益認識について解説します。
第4回棚卸資産について解説します。
第5回有形固定資産、無形資産について解説します。
第6回資産の減損について解説します。
第7回従業員給付について解説します。
第8回金融商品について解説します。
第9回法人所得税について解説します。
第10回リースについて解説します。
第11回連結・持分法について解説します。
第12回企業結合について解説します。
第13回その他の論点について解説します。
第14回最新のトピックについて解説します。 [LMSオンデマンド型講義]
第15回総まとめ、講義内レポートを行います。