担当者 | 小笠原 永隆教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学研究科 経営学専攻] | |
科目ナンバリング |
本特講では、公共的な観光施設における運営管理および経営の概念および手法を理解する。その後、適切な観光施設(博物館・道の駅など)をとりあげ、事例研究を行う。事例研究を行う際は、個人、またはグループで研究内容をまとめ、発表および議論を行う。
また、この特講ⅠおよびⅡでは、観光をどのように調べ、何を明らかにするのかについての手法を学ぶ。このために、文献を読んで紹介したり、希望者にはフィールドワークを指導したり、研究のまとめ方やレポートの作成も学ぶことをとおして「修士論文の書き方」につなげたい。なお、観光分野の実務家を外部講師として招きして講義を行うこともある。
本講義をとおして、観光関連研究の方法を学び、レポートや論文の書き方を理解する。具体的な到達目標は下記のとおりである。
①公共的な観光施設における民間活力の導入に係る研究手法を理解する。
②指定管理者制度の概念および手法を理解する。
③研究レポートや論文の書き方が理解できる。
出席率と講義中の意欲・発表が50%、討議における問題発見力とレポートの提出が50%として評価する。
多角的な物の見方・考え方は、グループワークや討議・議論を通じて培われるものであることから、講義中の活発な議論への参加を高く評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | |||
参考文献 | 指定管理者制度 問題解決ハンドブック | 宮脇淳(編著) | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 岐路に立つ指定管理者制度 | 松本茂章(編著) | 水曜社 |
参考文献 | 転換期の博物館経営 | 金山喜昭(編) | 同成社 |
予習と復習に役立てるために、また受講生が講義の内容の理解を深め、知識を整理するために参考図書の講読を薦める。自分で選んだ事例研究を継続的に取り組んでもらう。
3冊の参考書を用いる。これらの参考書の内容がこの演習の基礎知識となるので、各自自主的に学習すること。特に『転換期の博物館経営』は所持した方が望ましい。
授業のなかで教員と学生の間の討論を期待する。講義の流れは概ね以下の通りであるが、進行状況によっては変更することがある。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | イントロダクション・公共的な観光施設経営の概論 |
第2回 | 公共的な観光施設における民間活力の導入手法(指定管理者制度等)に関する研究① |
第3回 | 公共的な観光施設における民間活力の導入手法(指定管理者制度等)に関する研究② |
第4回 | 公共的な観光施設における民間活力の導入手法(指定管理者制度等)に関する研究③ |
第5回 | 指定管理者制度に係る事例研究① |
第6回 | 指定管理者制度に係る事例研究② |
第7回 | 指定管理者制度に係る事例研究③ |
第8回 | 民間活力を導入した公共施設の管理運営方式に関する研究① |
第9回 | 民間活力を導入した公共施設の管理運営方式に関する研究② |
第10回 | 民間活力を導入した公共施設の管理運営方式に関する研究③【LMSによるオンデマンド形式で実施】 |
第11回 | 民間活力を導入した公共施設の管理運営に係る事例研究① |
第12回 | 民間活力を導入した公共施設の管理運営に係る事例研究② |
第13回 | 民間活力を導入した公共施設の管理運営に係る事例研究③ |
第14回 | 民間活力を導入した公共施設の管理運営に係る事例研究④ |
第15回 | まとめと評価 |