入門マクロ経済学Ⅰ
担当者鈴木  拓教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECT-103

授業の概要(ねらい)

本講義では、高校レベルのマクロ経済に関する基礎知識習得を目指し、基本的なキーワードの解説を行います。
 元々経済は「風が吹けば桶屋が儲かる」の世界であり、現代経済は更に複雑化・多様化していますから、それを読み解くのに必要な基礎知識も比例的に増えています。したがって板書もその分多くなりますので学生諸君には少々厳しく感じられるかもしれません。本講座の受講に当たっては、集中力が大切です。また、「なぜそうなるのか」「なぜそう考えるのか」といった「なぜ」を追求する姿勢も重要です。本講義の受講を通じ、日常の経済現象に目を向ける時に、「なぜ」を考える習慣を身に着けて下さい。

授業の到達目標

1.経済関連のニュースや新聞記事の基本的な内容について人に説明できる程度の基礎知識を習得する。
2.基礎レベルの経済理論に基づき、様々な経済現象の背後にあるメカニズム(なぜそういう現象が起こるのか?)を読み解くことが出来るようにする。

成績評価の方法および基準

期末テスト(100%)で評価します。授業で学習した知識や事象の理解度を確認する正誤問題、計算問題などが中心で、得点などのフィードバックは、希望者に対してLMSを通じて行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書春期は特にありません。
参考文献

準備学修の内容

高校の政治経済の教科書を再読しておくことをお勧めいたします。また授業終了後翌週までに、下記の通り授業中の板書などを基に自分自身の力でノートを編集して下さい。

その他履修上の注意事項

授業の妨げにならないよう、授業中は静粛にしてください。このルールが守れない場合には、その場で本講義の不合格を言い渡すこともあります。
 また、板書はあくまでも皆さんのノート作成の取っ掛かりにすぎません。大学での勉強は、授業が終わってから授業中に書き留めたことや調べたことを基に自分でノートをまとめるのが本番です。知っている情報は省く等して板書の内容を取捨選択し、更にわからなかったところは自分で調べて付け足すなどの工夫を心がけてください。(板書が多いのは手を動かして学習効果を上げるという目的の他、受講生の皆さんの聞き漏らしを防ぐためと、ノートのまとめ方がわからない人でも板書を丸写しするだけである程度ノートが完成するよう配慮しているためでもあります。)

授業内容

授業内容
第1回授業案内・イントロダクション
第2回資本主義社会の発展
第3回社会主義経済の盛衰
第4回経済主体
第5回市場経済の仕組み
第6回財政
第7回金融
第8回インフレとデフレ
第9回国民所得の指標
第10回経済成長と産業構造の変化
第11回日本経済の歩み①高度経済成長まで
第12回日本経済の歩み②オイルショック以降
第13回貿易と国際収支
第14回外国為替と国際経済(オンライン)
第15回総括及び期末試験