子どもの健康と安全
担当者徳野 弥生
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングCHS-206

授業の概要(ねらい)

子どもは常にからだの成長(発育)・発達が起きており、その成長・発達は子どもの健康に深く関わっています。 健康が害されると子どもの成長・発達は遅延・遅滞となり障害をもたらす事もあります。
講義では子どもの保健で学んだ事をもとに保育の場面で見る健康阻害(病気や障害)を知り、安全な保育とは何かを考えていきます。演習やグループディスカッションなどを通して子どもを観ていく上で必要な技術を知り、また子どもが罹りやすい病気や起きやすい事故など実際に起きた事例などを見て・聞いて・体験してください。
実際の保育場面での緊急時対応を実践することで、子どもの健康を守ることは生活を守ることであることが学習できます。

授業の到達目標

子どもの成長・発達を理解し、安全な保育環境を作ることができる知識を習得します。
子どもの身体の特徴を理解し、実践で役立つ技術を体験し理解していきます。
子どもの病気・ケガを学び実際の保育につなげる事ができます。

成績評価の方法および基準

授業終了時にリアクションペーパーにて振り返りを行い、感想、意見、、質問、要望などを提出してもらいます。
15回目授業内でテストを行います。成績評価はテストとリアクションペーパーなどによる習熟度で行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書子どもの健康と安全遠藤郁夫/三宅捷太学建書院
参考文献イラストでわかる 人間発達学上杉雅之医歯薬出版株式会社

準備学修の内容

オリエンテーションにおいて参考文献や次回講義内容のポイントを事前学習として提示します。
専門用語やテキスト内のポイントは授業内で指摘しますので調べたり熟読して講義に臨んでください。

その他履修上の注意事項

講義内容に疑問があれば、授業中や授業後に積極的に質問してください。(リアクションペーパーやメールでの質問も受けます。)
授業中の携帯電話・スマートフォンなどでの通話やメール、ゲーム、写真撮影、録音は禁止します。
LMSによるオンライン授業があります、授業の中で事前にお知らせします。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション 子供の成長・発達(概論)子どもの健康、子どもの疾病の特徴
第2回LMSによるオンライン授業
子どもの身体の特徴 子どもの健康観察  身体の観察のポイント(視診)
第3回乳幼児の健康診査 演習(身長・体重の測定、体温測定など)
第4回子どもの身体の清潔 おむつ交換・沐浴の演習
第5回子どもの食事、食育  調乳の演習(ミルクの作り方)、離乳食について
第6回危機管理 子どものアレルギー、アレルギーショック時の対応
第7回子どもの病気 (子どもが罹る感染性疾患について)
第8回感染の予防法 手指消毒の仕方
第9回感染症対策 吐物・汚物処理の仕方
第10回保育の環境整備 事故の予防と対策
第11回気になる子への対応、障害を持つ子どもの保育
第12回緊急時の対応 けがの処置、人工呼吸など蘇生法
第13回保健衛生教育 安全対策、保育園での取り組み
第14回地域連携、虐待予防
第15回災害時の対応  まとめ・最終テスト