近代日本文化研究Ⅰ
担当者細田 明宏教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングJLT-101

授業の概要(ねらい)

 近代日本における庶民的な芸能文化のあり方について学びます。明治期には、近代国家が成立するのに伴い、西洋から入ってきた文化が日本に定着していきました。その過程において、一般の人々の文化はどのように変わっていったのでしょうか。本講義ではそのような関心にもとづき、寄席芸能の近代以降の変化について見ていきます。

授業の到達目標

 近代における寄席および寄席芸について基礎的な理解を得ること、そしてそれを他者に説明できること。

成績評価の方法および基準

 期末試験(60%)、小テスト・レポート(20%)、平常点(20%)を合わせて評価します。なお期末試験に代えてレポートを課す場合もあります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

 事前に授業内容の概要を配布(PDFファイル)するので、それを読んでおくこと。なおその概要は、プリントアウトまたは要点をノートに書くなどして授業に臨んでもらいたい。

その他履修上の注意事項

 寄席芸について、テレビ番組やインターネット上の動画など手軽に触れられるものも多いので、できるだけ触れてください。

授業内容

授業内容
第1回寄席(1)-概要
第2回寄席(2)-特色
第3回寄席芸1:講談(1)-成り立ち
第4回寄席芸1:講談(2)-近代における展開
第5回寄席芸2:落語(1)-成り立ち
第6回寄席芸2:落語(2)-三遊亭円朝
第7回寄席芸2:落語(3)-近代における展開
第8回寄席芸3:漫才(1)-祝福芸としての万歳
第9回寄席芸3:漫才(2)-漫才の成立
第10回寄席芸4:身体動作で見せる芸
第11回寄席芸5:娘義太夫(1)-義太夫節とは
第12回寄席芸5:娘義太夫(2)-成り立ち
第13回寄席芸6:車人形(1)-仕組み
第14回寄席芸6:車人形(2)-展開
第15回まとめ(期末試験)