ジャーナリズム実習基礎
担当者阪本 博志教員紹介
単位・開講先選択必修B  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-205

授業の概要(ねらい)

 この授業は、本学科のディプロマポリシーのうち、「社会の問題を発見し、社会を構想することができる」「調査・研究の成果をもとに論理的な主張を展開できる」をねらいとするものである。
 
 本年1月3日に本学が第9位を獲得した箱根駅伝をはじめ高校野球等、マスメディアが主催しマスメディアによって広く伝達される、メディアイベントとしてのスポーツ大会は、ジャーナリズムにおいて欠かせない位置を占めている。「ジャーナリズム実習基礎」「ジャーナリズム実習」は、このスポーツ大会を手がかりに、ジャーナリズムに対する理解を深めるものである。
 授業の具体的な進行は、次のとおりである。
 前期「ジャーナリズム実習基礎」では、テキスト(黒田勇編著『メディアスポーツへの招待』)を読み進める。発表担当者が当該章を発表する。受講者には、毎回の講読シートへの記入とその内容などを授業中に発言することが求められる。このようにしてメディアとスポーツについての基礎知識を得たのち、後期「ジャーナリズム実習」においてグループワーク(スポーツとジャーナリズムにかんする特定のテーマに沿った調査)をおこなう準備をし、後期の調査研究についての計画書を提出する。
 後期「ジャーナリズム実習」では、グループで調査・研究をおこなう。調査では、「聞蔵」「ヨミダス歴史館」「Web OYA-bunko」等MELICのデータベース(とくに新聞データベース)を活用する。そして調査で得た知見を、授業中に発表をする。そこで得たコメント等を踏まえ期末レポートを作成する。
 「ジャーナリズム実習」の授業は、「ジャーナリズム実習基礎」の履修を前提に進める。したがって、「ジャーナリズム実習」受講希望者は、「ジャーナリズム実習基礎」の履修が望ましい。
 クラス規模は、25名程度を想定している。

授業の到達目標

①スポーツとメディアとの関係を理解・把握することで、さまざまなメディアの特性を学ぶ。これらをとおして、メディアリテラシーを持って情報を分析できる基礎力を身につける。
②スポーツとメディアとの関係を解説したテキストのレジュメ・講読シートの作成をとおして、文献を正しく引用できる基礎力を身につける。
③「ジャーナリズム実習」において調査を進める準備を整える。

成績評価の方法および基準

授業中の発表 20%
講読シート 60%
計画書 20%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『メディアスポーツへの招待』黒田勇編著ミネルヴァ書房
参考文献

準備学修の内容

 テキストを1章ずつ読み進め、ポイント等を講読シートに記入する。

その他履修上の注意事項

①受講人数によって、内容や進度の調整をすることがある。
②発表予定者が当日欠席せざるをえなくなったときには、可能な範囲内ですみやかに担当教員までメールにて連絡をすること。
③「ジャーナリズム実習」の授業は、「ジャーナリズム実習基礎」の履修を前提に進める。「ジャーナリズム実習」受講希望者は、「ジャーナリズム実習基礎」の履修が望ましい。

授業内容

授業内容
第1回テキストの発表担当者を決める。時間に余裕があれば資料映像(映画)を視聴する。
第2回資料映像(映画)を視聴する。
第3回テキスト第1章
第4回テキスト第2章・第3章
第5回テキスト第4章・第5章
第6回テキスト第6章・第7章
第7回テキスト第8章・第9章
第8回テキスト第10章・第11章
第9回後期のグループ分け(オンライン)
第10回「ジャーナリズム実習」グループワークに向けての準備(1)
第11回「ジャーナリズム実習」グループワークに向けての準備(2)
第12回「ジャーナリズム実習」グループワークに向けての準備(3)
第13回計画書の作成と添削(1)
第14回計画書の作成と添削(2)
第15回計画書の作成と添削(3)