生活の医学Ⅱ
担当者時崎  暢教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングBAM-102

授業の概要(ねらい)

 本講義では大学生として知っておくべき基本的な体のしくみと病気の成り立ちについて、生理学・解剖学から発展させ、身に付けることを目標としています。『生活の医学Ⅰ』から、より発展させた内容になります。自分自身や周囲の人たちに関わりのある疾患を始め、日常よく遭遇する症状や疾患についての正しい知識を得られること、一次救命処置についても実践できる知識をつけられるよう講義を構成しています。
 また日本の医療制度やその問題点について理解するとともに、医療機関(病院や診療所)のしくみや診療の流れについても学修します。医療経済、医療を取り巻くビジネスについても学修します。
 第5回の講義では、筋委縮性側索硬化症(ALS)という神経難病を通して、『死生観』についてディスカッション形式で講義を行います。

授業の到達目標

 我々の身体のしくみ、外傷や疾患、スポーツ医学と障害などついて理解を深め、実生活に役立てること。簡単な応急処置について学修し、実践できる知識を身につける。
 日本の医療制度や医療経済について理解を深める。

成績評価の方法および基準

評価は定期試験の成績(60%)、講義中の小テストの成績(20%)、出席状況、講義中の積極性および学習態度(20%)などを総合して行います。定期試験を受験するには、講義の2/3以上出席していることが条件となります。定期試験を欠席した場合、成績評価は0になります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特定のテキストは使用しません。講義ごとに講義資料を配布します。
参考文献スポーツ医学検定 公式テキスト1級一般社団法人 日本スポーツ医学検定機構東洋館出版社
参考文献病気がみえる vol. 11 運動器・整形外科医療情報科学研究所 編MEDIC MEDIA
参考文献標準整形外科学中村利孝・松野丈夫医学書院
参考文献生体のしくみ標準テキスト高松 研・堀内ふき医学映像教育センター
参考文献内科診断学福井次矢/奈良信雄医学書院

準備学修の内容

MELIC内の参考図書やweb検索などで、積極的に準備学習、復習をすることが望ましい。
LMS上に連絡事項や資料も載せるので、毎講義前・後に随時確認すること。

その他履修上の注意事項

第15回の『緩和ケア』はオンライン授業になります。日程は後日お知らせします。

授業内容

授業内容
第1回健康診断と生活習慣病
第2回頭痛・腹痛
第3回病院と医療のしくみ
第4回脳卒中・一次救命処置
第5回神経難病と『死生観』
第6回胸痛・腰痛/講義内小テスト
第7回感染症
第8回眼科疾患・耳鼻科疾患
第9回婦人科疾患・泌尿器科疾患
第10回『がん』について
第11回運動器疾患とスポーツ障害
第12回医療と周辺領域の問題点
第13回皮膚疾患/講義内小テスト
第14回総括と定期試験
第15回緩和ケア(オンライン授業)