担当者 | 前川 正教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | CME-309 |
企業のリスクは、あらゆる部門、あらゆる活動、そして企業を取り巻くあらゆる環境に潜在しています。しかし企業にとってリスクが多いことは汚点ではありません。なぜならばリスクはいかなる企業にも必ず同様に潜在しているからです。問題となるのは、リスクマネジメント活動をせず、リスクが認識できていない企業です。リスクは当然のことながらその潜在を認識しなければ管理はできません。リスクを認識できていない、または認識しながら見て見ぬふりをしている企業でリスクが顕在化(事件、事故により損失が発生すること)すると、そのリスクへの対応準備ができていないことから必要以上に損失が拡大する可能性があります。また、その影響が多くのステークホルダーにまで広がると、企業の信用を大きく失墜し、経営者は経営責任を問われることになります。リスクマネジメントⅠではリスクマネジメントの必要性、基本、組織内部のリスク等について学習していきます。授業は基本的に講義形式で行います。
①リスクマネジメントの必要性を理解することができます。
②リスクマネジメントの基本を修得することができます。(リスクの考え方、認識、分析と評価、対応、対策、モニタリングと評価、改善)
③組織内部のリスクについて学ぶことができます。
①小テスト(複数回) 20%
②特別講義に対する感想レポート提出 10%
③試験 70%
という配分割合で複数の視点から成績評価を行う。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | リスクマネジメント基礎講座 | 一般財団法人リスクマネジメント協会 | 一般財団法人リスクマネジメント協会 |
参考文献 | 初心者のためのリスクマネジメントQ&A100 | 小林誠 [著] | 日刊工業新聞社 |
参考文献 | リスクマネジメント要覧 理論と実例 | MS&ADインターリスク総研 [編著] | 経済法令研究会 |
事前事後学修に必要な時間は大学設置基準に則して算出すると15回の授業回数に対して60時間となります。その事前事後学修の主要な課題として次の点を指示します。
①講義で使用するレジュメ・資料は講義の前日にLMSに登録するので事前に予習し質問事項を整理して下さい。
②講義終了後はLMSに登録してある講義で使用した資料を復習し内容についての理解を確認するために「確認チェック」をLMSの課題提出機能を使って提出して下さい。
③成績評価のひとつの要素である小テストについては実施日の翌週の授業内で解説をするので復習に役立てて下さい。
④成績評価に繋がる特別講義についての感想をレポートにまとめる準備をして下さい。
⑤講義内容に関連する参考文献・資料について必要なものを授業中に紹介しますので自主学習として取組んで下さい。
①欠席及び公欠の扱いについては原則大学の規定にフォローして下さい。
②他の受講生の迷惑にならないように最低限の授業におけるマナーは厳守して下さい。(特に私語は慎んで下さい)
③受講に対してとくに対応が必要な場合(病気・ケガ・障害)は遠慮なく申し出て下さい。
④授業をよりよくしていく上での意見・感想・コメントも遠慮なく連絡下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション-授業の進め方・成績評価の方法および基準・準備学修の内容等の概要説明 |
第2回 | リスクマネジメントの必要性(1)ー概要 規制緩和 グローバル化 |
第3回 | リスクマネジメントの必要性(2)ー社会からの要請 情報技術の発展 |
第4回 | リスクマネジメントの必要性(3)ーヒューマンエラー 不祥事の多発 気象の変化 社会環境の変化 |
第5回 | リスクマネジメントの基本(1)ー概要 考え方 認識 |
第6回 | リスクマネジメントの基本(2)ー分析と評価 対応 |
第7回 | リスクマネジメントの基本(3)ー対策の立案 モニタリングと評価、改善 |
第8回 | 組織内部のリスク(1)ー概要 社内不正 人権・差別 |
第9回 | 組織内部のリスク(2)ーセクハラ・パワハラ 安全・労働災害 環境 |
第10回 | 事業継続計画(1) |
第11回 | 事業継続計画(2) |
第12回 | 特別講義(外部講師) |
第13回 | 組織内部のリスク(3)ー情報管理 公正な取引 外部委託 |
第14回 | 前期の総括と試験 |
第15回 | オンライン授業:LMSにコンテンツを掲載するオンデマンド形式で実施 7月20日予定 |