地域統合論Ⅰ
担当者工藤 芽衣教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングINR-203

授業の概要(ねらい)

 複数の国家が貿易や投資の活性化を狙って協定を結び、相互の経済関係を強化することがあります。それがうまくいくとさらに対象分野を拡大したり、新しい制度を形成することもあります。こうした動きを地域統合と呼びますが、地域統合には自由貿易協定に留まるものから、通貨同盟、最終的には政治統合を目指すものまで存在しています。この講義では、地域統合にはどのような形態があるのか、なぜそのようなことが行われるのか、どのような地域で活発にみられるのか、問題点や利点は何かなどを学んでいきます。

授業の到達目標

①地域統合とはどのようなことか。どのような形態があるのか説明することができる。
②地域統合の具体的事例を挙げ、背景や現状、問題点などの概要を説明することができる。

成績評価の方法および基準

 小テスト(40%)+テスト(60%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献私たちの国際経済東京経済大学国際経済グループ有斐閣

準備学修の内容

予習、復習用に課される課題に期日までに取り組むこと。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回導入(授業概要、講義計画、履修上の注意点)
第2回世界の地域統合の現状
第3回地域統合の歴史:政治
第4回地域統合の歴史:経済
第5回地域統合に関する理論・思想
第6回様々な地域統合:EU(と域外地域)
第7回様々な地域統合:ヨーロッパ(EU以外)
第8回様々な地域統合:アジア
第9回様々な地域統合:日本
第10回様々な地域統合:ラテン・アメリカ、アフリカ
第11回復習(オンデマンド)
第12回地域統合に関する問題①:政策主権と国内経済
第13回地域統合に関する問題②:域内格差、多様性
第14回まとめ
第15回復習とテスト