地域統合論Ⅱ
担当者工藤 芽衣教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングINR-204

授業の概要(ねらい)

 地域統合論Iを踏まえた上で、地域統合論IIでは、地域統合が最も進んでいるヨーロッパの事例を取り上げます。ヨーロッパの地域統合はEUを中心として進んできましたが、EUには西欧、南欧、北欧、東欧と多様な国々が参加しています。経済政策や社会のあり方、経済発展の度合いなど異なるこれらの国々が、なぜ地域統合に参加するのようなったのかや、こうした諸国の経済や社会の特徴を学びます。 
 また、EUの制度的発展を通じて、理論とは異なり、地域統合が実際にはどのように進んでいるのかを学びます。また、グローバル化の中で生じている問題に対し、EU加盟国はEUを利用してどのように問題解決を図ろうとしているのかも学びます。

授業の到達目標

①ヨーロッパの各地域の特徴、相互の違いを説明できること
②EUの制度的発展を説明できること
③EUの最近の取り組みについて概要を説明できること。

成績評価の方法および基準

課題(40%)+テスト(60%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献現代ヨーロッパ経済論久保・田中ミネルヴァ書房

準備学修の内容

予習・復習用に課される課題に取り組むこと。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回導入(授業概要、講義計画、履修上の注意)
第2回EUの現状と政策領域
第3回西ヨーロッパとEU
第4回北欧、南欧、東欧とEU
第5回EUに加盟していないヨーロッパの国とEU
第6回復習(オンデマンド)
第7回EUの歴史①:ECの設立
第8回EUの歴史②:関税同盟から市場統合へ
第9回EUの歴史③:通貨統合
第10回EUの歴史④:加盟国の拡大
第11回EUが直面する問題⑤:グローバル化後の諸問題
第12回EUが直面する問題⑥:気候変動対策と経済成長の両立
第13回EUが直面する問題⑦:新型コロナウィルスへの対応
第14回まとめ
第15回復習とテスト