担当者 | 居郷 至伸教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | EDU-221 |
本講義ではまず、生涯教育・生涯学習の基本的理解に基づきながら支援が求められる社会的・教育的な背景の把握を行う。また、学校内外における求められる支援の具体的側面に焦点を当てた日本における生涯学習支援を取り巻く課題の所在や将来展望についても検討する。そして、支援の実際の場面で用いられているファシリテーションの技法の紹介を踏まえ受講生自らが参加するワークショップを踏まえて支援のあり方を探求していく。
・生涯教育・生涯学習の基本的な考え方に基づきながら、支援が求めれる背景について的確に理解できるようようにする。
・生涯学習支援に関する議論、政策およびさまざまな動向について必要な知識の習得をめざす。
・生涯学習社会における課題を適切に理解し探求できる力(支援に関連する技法の活用を含む)を身につける。
試験 60% 授業で説明した内容をもとにした知識、理解、論述力を問う。
平常点 40% 授業内での発言内容やコメントシートの提出状況といった授業への参加度。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない。 | ||
参考文献 | 『ファシリテーションとは何か コミュニケーション幻想を超えて』 | 井上義和・牧野智和(編著),中野民夫・中原淳・中村和彦・田村哲樹・小針誠・元濱奈穂子(著)(2021) | ナカニシヤ出版 |
参考文献 | 『場から未来を描き出す――対話を育む「スクライビング」5つの実践』 | ケルビー・バード (著), 山田夏子 (監修)(2020) | 英治出版 |
・授業に関連した内容に触れている文章やデータに目を通し、その内容の理解、論点となる箇所を把握しておくこと。
・授業内で適宜課す小レポートの作成に必要な情報を入手しておくこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション―生涯学習社会と支援 |
第2回 | 生涯学習支援の社会的背景 |
第3回 | 生涯学習支援の教育的背景 |
第4回 | 生涯学習支援の諸政策の特徴と課題 |
第5回 | 生涯学習を国際的視点から検討する―SDGsに注目して |
第6回 | 生涯学習をめぐる支援の現状と課題①―学校教育に焦点を当てて |
第7回 | 生涯学習をめぐる支援の現状と課題②―学校外の学習環境に注目して |
第8回 | 生涯学習支援について考える―作成コメントの紹介と検討を踏まえて |
第9回 | 授業中間まとめ―生涯学習支援の枠組みの把握を踏まえて(オンライン授業) |
第10回 | 生涯学習社会における大学の意義とは |
第11回 | 生涯学習支援の可能性を探る①―参考事例の紹介 |
第12回 | 生涯学習支援の可能性を探る②―作成コメントの検討 |
第13回 | 支援をめぐる課題の探求―さまざまな支援策を踏まえて |
第14回 | 日本の生涯学習の現状と課題―ファシリテーションの技法を絡めて |
第15回 | 授業総括:求められる生涯学習支援を再考する |