担当者 | 大下 茂教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | ECP-402 |
新型コロナウイルスの感染拡大により、観光関連産業や観光地域は苦境に直面している。一定の制約が課される生活の中で、あらめて「観光」のもたらす意義・意味が問われている。まさに、この新しい生活様式に即した新しい観光への取組みが求められ、観光関連産業や観光地域においては、長期的展望を見据えた備えと段階的な復活が必要となっている。
後期の講義では、3年間の観光学や観光経営に関わる講義により得た学びによる総合的な知識をもとに、これまでの観光行動をはじめとする観光の変容を辿ることを通じて、これからの観光関連産業や観光地域のあり方を考えることを目的として開講するものである。観光学・観光経営学の総括として、①近代化プロセスと観光~継続した国際観光化への取組み(第2回~第5回)、②国土開発と観光~観光の成熟化に向けた展開(第6回~第10回)、③地方創生と観光~新たな観光の姿への模索(第11回~第14回)を主題とする講義を通して、これからの観光・観光事業・観光地域を考えるヒントを得る講義を行う。
①国際的な視点も持ち、観光ならびに観光業・観光地域の将来についての夢を語ることができる。
②関心のある特定の観光関連産業について、今後の望ましい姿を説明し、その実現に向けての備えについて説明することができる。
③関心のある特定の観光地域について、今後の望ましい姿を説明し、その実現に向けての備えについて説明することができる。
①振返り小テストによる評価が60%(後期期間に3回実施;各回20%として評価)、期末テストを40%として評価する。
②期末試験は、配布資料・振返りシート並びにテキストの持ち込みは「可」とする。
③公休理由がある場合、小テストをレポート提出に替えることもある。
④毎回の講義の後の質問に対しても、総括講義への意欲として評価の対象とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『三宅島観光白書 三宅島学』 | 大下茂・大森哲至 | ライカナイ |
参考文献 |
①講義中に関連するインターネットのサイト情報等を提示するので、事後に各回のテーマに関連したレポートを、1回分の授業時間を目安に取りまとめること。
②各回の最後に、次回のテーマを提示するので、事前にテキストの関連ページを予習した上で(1回分の授業時間以内を目標)、ポイントメモを作成の上で講義に臨むこと。
③MSに講義レジュメと投影資料等を掲載する予定であるため、予習・復習に活用いただきたい。
①本講義は、前期と後期とを連続して受講する通年の授業である。前期に受講していない学生の受講はできない。
②講義の妨げとなる行為をつつしむこと。特に私語は退席を願い、評価の減点対象となるので留意してほしい。
③社会で求められる人材は、問題解決できるスキルよりも、問題発見のできる人材であることから、問題意識をもつ受講者の質問は歓迎する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業の全体構成・後期における3つのテーマ |
第2回 | 明治期における観光~外国人の目に映る我が国観光の特徴・資源 |
第3回 | 近代化の現れ・博覧会~博覧会は技術開発・システムの試行(敢行)のチャンス |
第4回 | 描かれた近代日本の風景・鉄道と名所 |
第5回 | 戦前の国際観光政策と名所・国立公園+振返り小テスト |
第6回 | 【オンライン】戦災復興と観光~観光は国土復興の救世主・総合力としての観光 |
第7回 | マスツーリズム観光と回遊型観光~全総時代の観光 |
第8回 | 大規模開発レクリエーション基地~新全総時代の観光 |
第9回 | 地方の時代と集客型の地域づくり~三全総時代の観光 |
第10回 | リゾートと観光~四全総時代の観光+振返り小テスト |
第11回 | 人口停滞期における観光の役割と展開 |
第12回 | 地域創発時代の観光~テーマ・プログラム・組織体 |
第13回 | 規制緩和と新たな観光ビジネスの展開+振返り小テスト |
第14回 | 新しい生活様式に基づく観光による地方創生の行方 |
第15回 | 観光と観光学・観光経営の総括~期末テスト |