担当者 | 篠崎 宏教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
この授業は、観光を軸とした地域経営を研究します。
学生は、教員の指導のもとに研究対象地域を設定、文献調査やヒアリング調査だけではなく、地域関係者と学生が直接つながることにより、地域が抱える課題について真剣に考えます。
最終的には、観光政策または施策に関する提言書として研究対象地域の自治体または観光協会へプレゼンテーションを行います。
この授業では、研究を行うだけではなく、就職してからも役に立つようにシンクタンクが行っているプロジェクト型で案件を進めることを経験してもらいます。(1チーム4~5名)
様々な課題に対して実践力ある人材を社会に送り出したいと考えています。
*必要に応じて関係者をゲスト講師として招聘します。
*プロジェクトチーム単位で研究および提言を行います。
*地域関係者(含む市町村長)とのオンラインミーティングを実施します。
*メンター制度を導入、現役ビジネスマンのアドバイスを受けます。
(研究テーマ)
2022年度は下記を研究テーマとして実施します。
①観光による地域経営
観光地域づくり法人(DMO)により観光による地域経営の新たな取り組みが行われています。観光計画、地域資源の開発、プロモーションなどPDCAサイクルについて研究します。
②地域エコシステム
観光客が消費したお金が地域内を循環しなければ地域の事業者は利益を残すことが出来ません。地域内の事業者による相互取引を促進して、経済波及効果の最大化を図る地域エコシステムの構築について研究します。
③地域ビジネスインキュベーション
地域には数多くの未活用資源が存在します。これらを活用した新たなビジネスモデルの構築について研究します。
具体的な到達目標は下記の通りです。
① 観光を軸とした地域経営についての理解を深め、その課題を把握することができる
② プロジェクトチームにおいて、自らの個性を発揮して与えられた役割を果たすことができる
③ 地域関係者やプロジェクトメンバーとの積極的なコミュニケーションを通じて、観光を軸とした地域経営の課題解決に正対することができる
④ 観光を軸とした地域経営に寄与する斬新かつ論理的な提言書を作成することができる
⑤ わかりやすく論理的なプレゼンテーションができる
①地域経営の理解と課題把握(到達目標①) 15%
②個性の発揮と役割の遂行(到達目標②) 15%
③コミュニケーションを通じた課題への正対(到達目標③) 15%
④提言書の作成能力(到達目標④) 15%
⑤プレゼンテーション能力(到達目標⑤) 15%
⑥出席および積極性(到達目標①~⑤) 25%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 観光白書 | 国土交通省 | インターネットから無料ダウンロードできます。 |
参考文献 | 研究対象地域の総合計画および観光計画、事業計画等 | 各市町村 | インターネットから無料ダウンロードできます。 |
以下のような準備学修課題を課します。
・参考文献の読み込み
・研究チームでのミーティング
・提言書の作成
・欠席および公欠の扱いは大学の規定に従います。
・準備学修に必要な資料はその都度紹介します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーションおよび現地調査報告 |
第2回 | 研究計画進捗確認および修正 |
第3回 | 進捗報告およびプロジェクトミーティング |
第4回 | 進捗報告およびプロジェクトミーティング |
第5回 | 進捗報告およびプロジェクトチームミーティング |
第6回 | 学生メンターによる卒論現地調査報告 |
第7回 | 進捗報告およびプロジェクトチームミーティング |
第8回 | 社会人メンターとのディスカッション |
第9回 | 進捗報告およびプロジェクトチームミーティング |
第10回 | 進捗報告およびプロジェクトチームミーティング |
第11回 | 進捗報告およびプロジェクトチームミーティング |
第12回 | 最終提言書発表(ゼミ内) |
第13回 | 対象地域への提言①② |
第14回 | 対象地域への提言①および総括 |
第15回 | 【オンディマンド講義】観光における地域経営事例紹介 |