担当者 | 植田 隆彦教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-402 |
金融業は実体経済と表裏一体の関係にあります。金融関係の企業を目指す方々にとっては基礎的な知識の振り返りとなります。
また事業会社やそのほかの職種を目指す人にとっても金融は日常業務のなかで必ず関係してきますので、基本的な知識として身につけておくことが有益です。
本講義は、銀行を中心に生損保、証券、資産運用など、金融業全般について概観します。
それにより社会全体における資金の流れについて理解を深めていきます。
さらに近年注目されているSDGsやESG投資についても重要なテーマとして取り上げ、サステナブルな社会を構築していく上で金融業がどのような課題に対応していかなければならないか説明します。
授業では適宜、日本経済新聞の記事などをピックアップしながら説明、討議を行い、世の中で起きていることへの関心を高めてもらいます。
金融業界における主要な金融サービス業務、金融機関とその役割、業務内容および特徴について理解し、説明できる。
これまでに学んだ知識とこの授業で学ぶ金融業に関する知識を組み合わせることで実社会における課題解決能力が向上する。
修得した知識を用いて金融市場に関する報道、金融機関経営者の発言、金融機関がリリースする情報を理解し、議論、説明できる。
中間テスト30%、期末テスト50%。課題提出および授業中のディスカッションへの参加状況など20%。
課題はLMSでの提出、中間テスト、期末テストは授業内での実施を予定しています。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『金融読本 第31版』 | 島村高嘉、中島真志 | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『図説 日本の証券市場 2020年版』 | 若園智明他 | 公益財団法人 日本証券経済研究所 |
授業の進行に合わせて、次に取り上げるキーワード、授業の概要などを紹介します。事前に調べて内容を確認するなど理解を深めておいてください。
授業では、金融市場で日々起こっている事象について随時取り上げて説明するようにします。日本経済新聞の購読をお薦めします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 前期の振り返り。授業スケジュール。マネー・ローンダリング。 |
第2回 | 保険:生命保険業界の概要。保険の仕組み、主な商品、主な保険用語など |
第3回 | 保険:生命保険業界のの資産運用状況、業績、主な生命保険会社、今後の課題など |
第4回 | 保険:損害保険業界の概要。主な商品、自動車保険、自信保険、再保険の仕組みなど |
第5回 | 保険:損害保険業界の資産運用状況、業績、主な保険用語、主な損害保険会社、今後の課題など |
第6回 | 証券:証券市場の概要。証券の種類、主な業務内容、業績など |
第7回 | 証券:主要証券会社の業績、証券取引所、東京証券取引所の市場改革など |
第8回 | まとめと中間テスト |
第9回 | 証券:債券市場の概要。債券の種類、グリーンボンドなど新しい動き(オンライン授業) |
第10回 | 資産運用業:インベストメントチェーンの仕組み、年金の仕組み、投資信託の仕組み、主な資産運用業界の用語など |
第11回 | 資産運用業:投資信託の種類、アクティブファンド、パッシブファンド、主な資産運用会社など |
第12回 | ESG投資:責任投資原則、スチュワードシップコード |
第13回 | ESG投資:コーポレートガバナンスコード、企業と投資家によるエンゲージメント |
第14回 | ソーシャルビジネスについて |
第15回 | まとめと期末テスト |