担当者 | 今野 久子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | TOS-404 |
新型コロナウイルスの感染拡大で観光は深刻な打撃を受けているが、人々の観光への意欲は決して衰えていない。今後に向けて改めて、持続可能な地域づくりに向けた観光のあり方が問われている。
本講義では、人・産業・地域に学ぶという視点からの本学科での3年間の学びを踏まえて、講義と演習との両面から総まとめを行う。観光に関連する産業・地域の動向(Ⅰ:前期)や、コロナ禍を経た今後注目されるテーマ(Ⅱ:後期)について理解を深めるとともに、課題を発見・解決する思考力(Problem Based Learning)、提案をまとめる力、プレゼンテーション力の醸成を目指す。演習は、少人数のグループワーク(以下、GWと記す)によりグループで協力してテーマ・課題を設定、提案する形式とし、教員からの話題提供による講義とGW演習とを組合わせて実施する。
なお、履修者の関心や必要性に応じて適宜現地学修や外部講師等の招聘を想定する。また、状況に応じスケジュールの予定外でも一部の回でオンライン授業を取り入れることも想定する。
① これからの観光に向けて今後注目されるテーマについて理解し、論理的に説明できる。
② ①の学びをもとに、グループで関心あるテーマと具体の観光対象地区・資源を設定し、現場・現地での実学を通して観光に関わる問題点の解決方法を提案できる。
③ グループワークによる提案内容をわかりやすく表現する資料の作成・発表を通じて、社会の一員となるべく観光に関連する分野の活性化に関わることができる。
講義内容に関するリアクションペーパーが20%、個人課題レポートが30%、GW演習への積極的貢献が30%、GWの成果発表が20%の割合で総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義および個人課題レポートの作成のために、次の指定教科書を用いる。 | ||
教科書 | (2022)『志民協働による景観と観光をつくる戦略と手法』 | 今野久子・大下茂 | 共同文化社 |
参考文献 | 観光研究 The tourism studies(機関誌) | 日本観光研究学会 | |
参考文献 | とーりまかし(機関誌) | じゃらんリサーチセンター |
①3.成績評価の方法および基準に示した通り、講義内容に関するリアクションペーパーを授業時間内外に、個人課題人レポートを授業時間外に作成する。個人レポートはGWの材料とするので、期限に遅れてGWに支障をきたすことのないよう、注意のこと。
➁グループメンバーで協力・分担して、必要な資料調査、現地・ヒアリング調査、発表資料作成などに計画的に取組むこと。
①本講義はⅠ:前期とⅡ:後期とを連続して受講する通年の講義であり、いずれか一方のみの履修は認めない。
➁提出あるいは発表のいずれかひとつでも行わない場合には原則として単位を認めない。
③公欠や体調不良など学校が認める事由または就職その他正当と認められる事由については、本人からの申し出を考慮し適宜対応も可能のため、必ず事前に申出ること。
④GWでの検討や発表資料(ppt等)作成のためPCを持参できること、オンライン検討ができることが望ましい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション 授業の全体構成、観光対象(地区・資源)の設定の考え方 |
第2回 | 講義① これからの観光で注目されるテーマ1:マイクロツーリズム、ワーケーション、オンラインツアー |
第3回 | 講義② これからの観光で注目されるテーマ2:連携、観光危機管理、ふるさと教育 |
第4回 | 講義③ これからの観光で注目されるテーマ3:体験、食、泊 |
第5回 | GW演習① 企画提案に向けた着想1(観光対象(地区・資源)、テーマ案の検討) ※個人課題レポートの活用 |
第6回 | GW演習➁ 観光対象(地区・資源)に関する調査計画 |
第7回 | GW演習③ 観光対象(地区・資源)に関する調査実施(資料調査、現地・ヒアリング調査等) |
第8回 | GW演習④ 企画提案に向けた着想2(企画骨子の検討) ◆オンライン回 |
第9回 | GW演習⑤ 中間発表と討議・考察(テーマ、骨子) |
第10回 | GW演習⑥ 企画提案の検討1 |
第11回 | GW演習⑦ 企画提案の検討2 |
第12回 | GW演習⑧ 発表用ppt サムネイル等の作成 |
第13回 | GW演習⑨ 発表用ppt、発表原稿の作成 |
第14回 | GW演習⑩ 成果発表と討議・考察 |
第15回 | 総括、これからの観光への展望 ※以上のスケジュールは、受講者の理解関心や進捗、社会状況等により一部修正する可能性もある。 |