絵本の世界Ⅱ
担当者杉本 真理子教員紹介, 大貫 真寿美教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングEDU-129

授業の概要(ねらい)

本科目は、前期開講「絵本の世界Ⅰ」に続き、認定絵本士資格取得のため、絵本に関する「知識を深める」「技能を高める」「感性を磨く」ことを目指します。本科目は「絵本の世界Ⅰ」と同様、絵本専門士委員会が定める「認定絵本士養成講座カリキュラムに関するガイドライン」に基づいて設定されています。学内外の教員がオムニバスでそれぞれの専門に基づいた特色ある授業を展開します。

授業の到達目標


認定絵本士としての知識を深め、技能を高め、感性を磨くこと。
具体的には、知識は、「絵本論」「絵本の体系・ジャンル」「絵本と出会う」の各授業で獲得する。
技能は、「絵本の世界を広げる技術」「おはなし会の手法」の各授業で獲得する。
感性は、「絵本が生まれる現場」「心に寄り添う絵本」等の各授業で培う。
これらを通して、将来、地域や職場で、絵本の魅力や可能性を伝え、大人も子どもも楽しめる絵本の輪を広げ、地域の読書活動を充実させる役割が実践できるような力を養う。

成績評価の方法および基準

各回の担当者が、その回の成績を10点満点で評価、最終課題は20点満点で、それらを合計し100点満点に換算した上で、総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献認定絵本士養成講座テキスト絵本専門士委員会独立行政法人国立青少年教育振興機構中央法規出版

準備学修の内容

毎回、授業後に課題提出が求められます。また、次回の講師から課題が出されることもあります。

その他履修上の注意事項

本科目は、「認定絵本士養成講座カリキュラムに関するガイドライン」により、「絵本の世界Ⅰ」を修得済みの学生のみが履修することができます。
また、ガイドラインにより、後期は5回の120分授業があります。さらに、大学の定める補講は対面で、第2回の後、続けて第3回を6時限目に実施します。 資格取得のために8割以上の出席が必要です。実習などの公欠には、補講で対応します。
授業に積極的に参加し、課題を提出してください。

授業内容

授業内容
第1回お話会の手法②(岡田たつみ):お話会のテクニック(120分授業・制作あり)
第2回絵本各論③(杉本真理子):子どもの知的・社会的発達と絵本との関わり
第3回絵本と出会う①(杉本真理子):はじめての絵本との出会い
第4回子共の心をとらえるもの(辻政博):子供の心をとらえて離さないもの
第5回様々なジャンルの絵本②(杉本真理子):昔話・童話を基にした絵本
第6回絵本の世界を広げる技術②(大貫真寿美):ワークショップ(120分授業・制作あり)
第7回お話会の手法①(小山恵美子):お話会を開こう(120分・制作あり)
第8回絵本が生まれる現場①(ミノオカリョウスケ):作家の感性に触れる(120分授業・制作あり)
第9回絵本が生まれる現場②(澤田精一):絵本の編集
第10回絵本各論②(大貫真寿美):視覚表現・言語表現から見た絵本(120分授業・制作あり)
第11回さまざまなジャンルの絵本③(森覚):科学絵本
第12回心に寄り添う絵本(杉本真理子):心のケアと絵本の可能性
第13回絵本の持つ力(辻政博):さまざまな角度から絵本を見る
第14回大人の心を豊かにする絵本(杉本真理子):人生で3度、絵本を手にする喜び、大人にこそ絵本を(120分授業)
第15回まとめ(大貫真寿美・杉本真理子):ディスカッションー認定絵本士としての今度の活動