本講義では、スポーツ中に発生する救急疾患の病態・対処法および安全なスポーツ指導を行うための留意点について学修する。安全にスポーツをおこなうためには、アスレティックトレーナーなど救護スタッフだけではなく、スポーツの指導者もスポーツ中に発生する救急疾患の対処法などについて知っておく必要がある。スポーツ中に発生する救急疾患の病態への理解を深め、その対応と安全管理などを学修する。
(1)スポーツ中に好発する救急疾患の病態を理解し、対処法を説明できる。
(2)脳震盪や突然死の病態を理解し、対処法を説明できる。
(3)スポーツ中に好発する救急疾患に対して、適切な予防法を説明できる。
(4)安全なスポーツ指導を行うための留意点を説明できる。
期末レポート(100%)をルーブリックに基づいて採点し、評価を行う。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 特になし | ||
参考文献 | 『アスレチックトレーナー専門科目テキスト3 スポーツ外傷・障害の基礎知識』 | 公益財団法人日本スポーツ協会 | |
参考文献 | 『アスレチックトレーナー専門科目テキスト8 救急処置』 | 公益財団法人日本スポーツ協会 |
骨、靭帯、筋、中枢および末梢神経の構造についての知識を準備学習により深めておくと、講義の理解が容易となる。
Power Pointで作成したスライドをもとに講義を進めていく。講義資料を配布するので、講義終了後の復習に活用していただきたい。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | スポーツ救急処置概要(担当:宮本亘) スポーツ救急処置の概要について理解する。 |
第2回 | スポーツにおける救急疾患の病態(担当:宮本亘) スポーツ救急処置の病態について理解する。 |
第3回 | スポーツにおける救急疾患総論1<画像診断>(担当:宮本亘) スポーツにおける救急疾患に対する画像診断について理解する。 |
第4回 | スポーツにおける救急疾患総論2<筋骨格系>(担当:宮本亘) スポーツにおける筋骨格系救急疾患の病態について理解する。 |
第5回 | スポーツにおける救急疾患総論3<脳神経系>(担当:宮本亘) スポーツにおける脳神経系救急疾患の病態について理解する。 |
第6回 | スポーツにおける救急疾患各論1<上肢>(担当:宮本亘) スポーツにおける上肢救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第7回 | スポーツにおける救急疾患各論2<下肢>(担当:宮本亘) スポーツにおける下肢救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第8回 | スポーツにおける救急疾患各論3<体幹>(担当:笹原潤) スポーツにおける体幹救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第9回 | スポーツにおける救急疾患各論4<小児>(担当:笹原潤) スポーツにおける小児救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第10回 | スポーツにおける救急疾患各論5<脊髄疾患>(担当:笹原潤) スポーツにおける脊髄救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第11回 | スポーツにおける救急疾患各論6<脳外科疾患>(担当:笹原潤) スポーツにおける脳外科救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第12回 | スポーツにおける救急疾患各論7<内科疾患>(担当:笹原潤) スポーツにおける内科救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第13回 | スポーツにおける救急疾患各論8<婦人科疾患>(担当:笹原潤) スポーツにおける婦人科救急疾患の対処法や予防法について理解する。 |
第14回 | スポーツにおける救急疾患の予防(担当:笹原潤) スポーツにおける救急疾患の予防法について議論する。 |
第15回 | スポーツ救急処置総括(担当:笹原潤) スポーツにおける救急疾患の病態や対処法について議論する。 |