中級者のためのTOEIC対策講座Ⅱ
担当者大金 正知教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目]
科目ナンバリングENG-106

授業の概要(ねらい)

この授業では、①現在TOEICスコア400~800点台の方のスコアを1年間で100~150点向上させること、②そのために必要な実践的英語力そのものを向上させること、の二つを目的とします。そのために最新のTOEIC特有の試験形式に慣れるように、2016年以降改訂されたTOEICの出題形式に沿った教科書を利用して講義を進めます。TOEICにて提唱されている日常生活、ビジネスなどの状況で利用される実践的な英語表現が身に着くようように、30年間以上英語を利用して実務を行ってきた実践現場での経験をもとに、文法、語法、発音形態の把握のコツなどの基礎について出来るだけ丁寧に解説します。その基礎・コツをつかみ、TOEICに必要な知識・スキルを身に付けることによりListening, Reading の能力の飛躍的向上を目指します。
 この目的を実現するため、受講者には双方向のコミュニケーションを求めます。すなわち、何が分からないのか、何故分からないのかを、講義、LMSのメッセージ欄、メール、リンガポルタのメッセージ欄にて講義者に対して積極的に質問して下さい。その解決策や考える過程を一緒に探ることにより、受講者全員の英語力そのものの向上に役立たせる講義としたいからです。
 そのために、現状でスコア400~600点台の方には、各授業で学んだUnitごとにオンラインにて復習が出来る自己学習システムリンガポルタを必ず履修していただきます。このシステムで反復して英語を履修することにより、今は自分に自信がない受講生も、各授業時間後反復して英語に触れ自己学習することにより、飛躍的な英語能力の向上を目指します。
 さらに現在700点台以上の方には、講義の時間内で出来るだけ多くのTOEICの実際の出題問題演習を取り上げることにより、演習でおこなう語彙・イディオム・英語特有の表現方法や思考過程をそっくりそのままTOEIC実践で利用できる、詳細で最上位の解説を提供することで、TOEICの過去問傾向に習熟し、独特の出題法による難しさを突破することにより800~900点台を目指して頂こうと考えています。
 以上のような授業方針により、履修生の多くは半期でで30~100点スコアの向上を実際に達成されており、中には990点に到達された履修生も居られます。

授業の到達目標

現在TOEICスコア400~800点台の方のスコアを1年間で、100~200点向上させる。そのために、TOEICの設問形式に慣れ、必要な語彙・文法知識を強化することによる実践的英語表現(会話・文章)の把握力を強化し、TOEIC独特の出題傾向による難しさを突破する。

成績評価の方法および基準

出席20%、自己学習システムリンガポルタ20%、期末試験60%。リンガポルタ成績上位10名や、TOEICスコアを登録しスコアが向上した履修生には特別加点制度(10%)があります。期末試験のスコアにこれら出席点・リンガポルタの取得スコアを加味して成績を評価します。全授業に出席していただきリンガポルタで最高位のスコアを取得・時間学習し、TOEICスコアが700点以上に到達するか100~150点以上向上された方の評価は必然的に最上位に到達する評価システムとなっています。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書Perfect Practice for the TOEIC L&A Test Revised Edition 石井隆之、山口修、上田妙美、梶山宗克、Joe Ciunci成美堂
参考文献

準備学修の内容

授業の目的を達成するため、予習・復習は必ずして授業に臨んで下さい。それなしには授業を受ける意味がゼロになってしまうからです。予習・復習の際に分からない点・疑問点があれば、授業時間中か次回の授業の際に直接でもメッセージシステムにて質問してください。分からないことと何故分からないかを自分で考えることは英語力の向上に資するからです。講義者としては回答・解説する際にその理由と正解への考え方を質問者・受講者と一緒に模索することにより、受講者全体の理解が深まる可能性があり、それが授業全体への貢献になると考えています。

その他履修上の注意事項

1.初回の授業には必ず出席して下さい。履修上の注意・授業の進め方、自己学習の仕方を説明します。2.第2回の講義には必ず教科書を持参して下さい。教科書を購入されていない方は教科書を購入して授業に参加戴くことをゲームのルールとさせて戴きます。3.現在のTOEICスコアが400~800点台にあり、年間で100~200点あげたいという学習意欲の高い学生を歓迎します。4.下記教科書を用いて1回の授業で原則1ユニットの解説と、理解できなかった箇所へのフォローアップを行います。5.現在のスコア400~600点台にある方には、教科書出版社が提供しているオンライン学習システム「リンガポルタで」のオンラインで必ず学習していただきます。これはかなりの自習時間と努力を要するシステムですので、学習意欲のない方は単位を落とす可能性が高いです。従って自習はしたくなくて、ただ単位を取得するだけを目的とする方にはこの授業は向いていません。6.聴き取りが苦手の方が多い日本人には、特にListening強化の必要性が高いとされています。そこでこの授業ではListeningにおいて日本人が陥りやすい罠や聴き取れない単語やフレージングについて出来るだけ多く授業で取り上げ、解説していこうと考えています。7.900点を目指す、現在スコアが700点前後の方にはなるべく多くのTOEICの実戦模擬問題に取り組んでいただくことが有効なので、MELICに多くの実践問題集を用意しています。

授業内容

授業内容
第1回Unit 1
第2回Unit 2
第3回Unit 3
第4回Unit 4
第5回Unit 5
第6回Unit 6
第7回Unit 7
第8回中間試験
第9回Unit 8、Unit 9
第10回Unit 10
第11回Unit 11
第12回Unit 12
第13回Unit 13
第14回Unit 14
第15回期末試験