産業実務演習Ⅰ
担当者山下 晋一教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングMAN-201

授業の概要(ねらい)

本授業では、観光産業に関わる業界・企業について具体的な研究を実施する。観光産業は運輸業、旅行業、宿泊業など幅広い産業によって構成される。観光産業の一つの重要な構成要素としてその役割を果たしている運輸業界、特に航空業界に焦点をあて、航空業界が観光業界に果たしている役割と課題、今後の将来展望について、本実務演習において考察する。
航空業界関係者をゲストスピーカーとした授業を実施し、航空業界と観光産業との関係についての理解を深め、より実践的で深い知識を修得することとする。
本科目は、航空会社、観光地域づくり法人での教員自身の実務経験を活かし、現場での実例、業界における課題をテーマに講義を実施する。特に整備本部人事・労務部門、台湾支店、グランドハンドリング部門、阿寒D M Oなどの責任者として培った知識、経験を授業の中で学生の皆さんに積極的に共有する。

授業の到達目標

① 産業の観点から観光に関連する社会現象を説明できる。
② 観光関連産業の問題点を発見、指摘できる。
③ 観光産業の基本的知識を修得し、航空業界の現状と課題、今後の展望について説明できる。
④ テーマに即したレポート作成、プレゼンテーション、調整、総括を行うことができる。
⑤ 基礎的な課題認識、分析、課題解決手法を身につけ実践することができる。
⑥ 社会人としてのマナー、対人スキルを身につけ実践することができる。

成績評価の方法および基準

①テスト、②レポート内容、③プレゼンテーション内容、④学外実習及び授業内での取り組み度合、⑤課題提出状況・評点、⑥グループメンバーレビューによって成績評価する。それぞれの評価割合は、①20%、②20%、③20%、④15%、⑤20%、⑥5%とする。理解度確認テストは配布資料の持ち込みを「可」とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは使用しない。適宜資料を配付する。
参考文献「観光白書」(国土交通省)HP
参考文献「旅行年報」2020(日本交通公社)HP
参考文献「最新航空事業論」井上泰日子著日本評論社

準備学修の内容

新聞、T VメデイアやW E B媒体などから主体的に問題意識を持って関連業界の情報収集、分析に務めること。研究テーマに対する知識の習得に継続的に取り組むこと。
研究テーマに関する知識の習得に継続的に取り組むこと。

その他履修上の注意事項

本授業の受講者は15人をめどとし、グループ分けをしたうえで、グループごとに研究対象を定め、調査・研究・解決策や展望などを模索する。なお、受講希望者が多い場合は受講理由と抽選にて決定するので、初回の授業に必ず出席すること。
受講生の積極的な取り組み、発表・討論を期待する。
授業の進行ならびに諸般の事情により、授業計画を変更する場合があるので、各回授業の説明に注意すること。

授業内容

授業内容
第1回授業の全体構成の解説  航空業界とは
第2回航空業界の観光に果たしている役割
第3回世界の航空業界の歩み
第4回日本の航空業界の歩み
航空会社の業務1
第5回航空会社の業務2
グループ別研究テーマ討議・確定
第6回これまでの振り返りと理解度確認テスト
第7回グループ自主研究・レポート作成1
第8回航空業界の現状と今後(外部講師予定)
第9回グループ自主研究・レポート作成2
第10回航空会社の実務(学外実習予定)
第11回グループ別中間発表、グループ自主研究・レポート作成3
第12回グループ自主研究・レポート作成4
第13回[オンライン授業] 航空会社における改善事例とKAIZENの重要性 
第14回グループ別レポート発表1
第15回グループ別レポート発表2、総括