各種犯罪者の心理
担当者齋場 昌宏
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングSOP-205

授業の概要(ねらい)

 矯正心理学Ⅰでは、犯罪性・非行性を解明するための諸理論と犯罪・非行の処遇において心理学が応用されている実情などについて講義しました。
 矯正心理学Ⅱでは、各種犯罪の特徴と発生要因、それぞれの犯罪にどのように対処するのが効果的であるのかといったことなどを扱っていきます。犯罪の種類別に発生状況、発生の要因及び行為者に対する処遇方法などについて情報提供しますので、各種犯罪・非行ごとの知識を深めるとともに、自分ならこのように考えるという姿勢で授業に臨んでもらえればと思います。

授業の到達目標

 ①各種犯罪・非行の特徴及び発生要因を説明できる。
 ②各種犯罪・非行への効果的な対応策について考えることができる。
 ③犯罪行為の多様性について理解を深める。

成績評価の方法および基準

 試験(到達目標①、②、③)     70%
 課題レポート(到達目標①、②、③) 30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書なし
参考文献『ケースで学ぶ犯罪心理学』越智啓太著北大路書房
参考文献『司法・犯罪心理学』藤岡淳子編有斐閣
参考文献『司法・犯罪心理学入門』桐生正幸他編福村出版
参考文献『Progress & Application 司法犯罪心理学』越智啓太著サイエンス社
参考文献『物質使用障害の治療』松本俊彦編著金剛出版

準備学修の内容

 興味関心のある事件について調べるとともに、各種犯罪の発生要因や動機を心理学的に分析し、効果的と思われる処遇方法など犯罪への対応策を考えてもらいたいと思います。期間中に課題を3回程度出題しますので、講義内容と授業資料を基にレポートを作成してください。

その他履修上の注意事項

 矯正心理学Ⅰを受講していることが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回暴力犯罪の特徴と攻撃性について学ぶ
第2回殺人事件について考察する
第3回児童虐待について学ぶ
第4回ストーカー行為について学ぶ
第5回薬物犯罪と依存性について学ぶ
第6回薬物犯罪への対応について学ぶ
第7回窃盗について考察する
第8回性犯罪について学ぶ
第9回交通犯罪について学ぶ
第10回女性犯罪・高齢者犯罪の特徴について学ぶ
第11回少年非行について学ぶ
第12回ホワイトカラー犯罪について学ぶ 【オンライン授業】
第13回犯罪者処遇と再犯防止について学ぶ
第14回犯罪被害者等への対応について学ぶ
第15回まとめと試験