担当者 | 髙久 舞教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | JPH-235 |
本授業は、民俗芸能を通して、「日本文化」の多様な側面に関する基礎的知識を習得し、説明できることをねらいとする。
日本各地には、地域の人々によって伝承されている芸能がある。民俗学、芸能研究において、これらの芸能は「民俗芸能」と呼ばれている。民俗芸能の研究史を踏まえながら、「民俗芸能」とはどのような芸能なのか、その歴史と現状を通して基礎的な知識を学ぶ。
前期では、民俗芸能と呼ばれる芸能を網羅的に学びながら、芸能の多角的な広がりについて考えていきたい。
①民俗芸能の基礎概念を理解することができる。
②民俗芸能とはどのような芸能なのかを説明することができる。
③民俗芸能を通して、日本の芸能文化について説明することができる。
(1)リアクションペーパー(到達目標①②) 30% (知識・理解)
(2)筆記試験(到達目標②③) 70% (理解、意欲)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 日本芸能史六講(全集21) | 折口信夫 | 中央公論新社 |
参考文献 | 芸能と民俗学 | 池田弥三郎 | 岩崎美術社 |
参考文献 | 日本民俗芸能概論 | 三隅治雄 | 東京堂出版 |
参考文献 | 図録 日本の民俗芸能 | 本田安次 | 朝日新聞社 |
参考文献 | 課題としての民俗芸能研究 | 第一民俗芸能学会 | ひつじ書房 |
以下のような準備学習課題を課します。
・事前に参考書や提示した資料などを読み、講義内容の理解を深める。
・YouTubeなどの動画配信サービスを通して民俗芸能を見て内容を確認する。
・民俗芸能に関するニュースを集め、現在の課題について考える。
コロナ禍において民俗芸能がどのような状況にあるのか、ネットやメディアを通じて積極的に情報を収集する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 芸能と民俗芸能 |
第2回 | 民俗芸能研究の潮流1 |
第3回 | 民俗芸能研究の潮流2 |
第4回 | さまざまな民俗芸能① 神楽Ⅰ |
第5回 | さまざまな民俗芸能② 神楽Ⅱ |
第6回 | さまざまな民俗芸能③ 田楽Ⅰ |
第7回 | さまざまな民俗芸能④ 田楽Ⅱ |
第8回 | さまざまな民俗芸能⑤ 風流Ⅰ |
第9回 | さまざまな民俗芸能⑥ 風流Ⅱ |
第10回 | さまざまな民俗芸能⑦ 語り物・祝福芸 |
第11回 | さまざまな民俗芸能⑧ 延年・おこない/外来系Ⅰ |
第12回 | さまざまな民俗芸能⑨ 延年・おこない/外来系Ⅱ |
第13回 | 芸能の広がりー「民俗芸能」と「伝統芸能」 |
第14回 | 筆記試験とまとめ |
第15回 | 【オンライン】民俗芸能の分類と問題点 ※第3回〜4回の間に配信予定 |