担当者 | 髙久 舞教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [文学研究科 日本文化専攻] | |
科目ナンバリング |
本授業では、民俗学における調査(フィールドワーク、文献調査)を行い、民俗学の研究方法(比較研究、地域研究など)に基づき、自らの興味関心に基づいた課題を解決することがねらいである。
課題は芸能に関わるものに限定し、自らの研究に寄与できるよう設定する。
前期では、共通の課題を持つ受講生でグループワークを行う。グループワークでは、問題の設定、調査方法、研究方法などをディスカッションしながら検討し、発表に向けて準備を行う。
①本授業で対象となる分野を理解し、自らの興味関心に基づいた課題を設定することができる。
②設定した課題の先行研究を収集しまとめることができる。
③設定した課題を解決するために必要な文献収集やフィールド活動をし、報告することができる。
④他者と課題についてディスカッションでき、課題解決のため必要な資料を分析することできる。
⑤発表者の発表内容を理解し、課題解決のためのコメントができる。
(1)リアクションペーパー (到達目標①) 10% (知識・理解)
(2)グループワーク (到達目標②③④) 40% (理解・意欲)
(3)発表 (到達目標③④⑤) 40% (理解・技能・意欲)
(4)ディスカッションへの参加(到達目標④) 10% (関心・意欲)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 日本民俗学概論 | 宮田登、福田アジオ編 | 吉川弘文館 |
参考文献 | はじめて学ぶ民俗学 | 市川秀之・中野紀和・篠原徹・常光徹・福田アジオ編 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 民俗学の思考法ー<いま・ここ>の日常と文化を捉える | 岩本通弥・門田岳久・及川祥平・田村和彦・川松あかり編 | 慶應義塾大学出版会株式会社 |
参考文献 | 日本芸能史六講(全集21) | 折口信夫 | 中央公論新社 |
参考文献 | 芸能と民俗学 | 池田弥三郎 | 岩崎美術社 |
参考文献 | 日本民俗芸能概論 | 三隅治雄 | 東京堂出版 |
参考文献 | 図録 日本の民俗芸能 | 本田安次 | 朝日新聞社 |
参考文献 | 課題としての民俗芸能研究 | 第一民俗芸能学会 | ひつじ書房 |
以下のような準備学習課題を課します。
・民俗学の概要や方法論について事前に参考書に示した概説書などを読み、講義内容の理解を深める。
・ネット、メディアなどを通して関心のある民俗芸能を探す。
・発表前にレジュメを作成する。
履修人数や、受講生の関心によって授業内容を変更する場合がある。
フィールドワークを予定しているため、関心のあるフィールドについて積極的に意見を伝えること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 民俗学とはなにか |
第2回 | 信仰/身体から民俗を考えるー民俗芸能・祭礼ー |
第3回 | 言葉/メディアから民俗を考えるー口承文芸についてー |
第4回 | 家族/地域から民俗を考えるー年中行事・人生儀礼についてー |
第5回 | 民俗を記録する、記録されていることー資料の扱い方、調査方法ー |
第6回 | フィールドワーク |
第7回 | グループワークに向けて |
第8回 | グループワーク① |
第9回 | グループワーク② |
第10回 | グループワーク③ |
第11回 | グループワーク④ |
第12回 | 発表① |
第13回 | 発表② |
第14回 | 発表③ |
第15回 | 【オンライン】まとめ |