担当者 | 川口 純 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [外国語学科 2016年度以前入学] | |
科目ナンバリング | INR-303 |
本授業では、国際開発の理論と実践を体系的に理解することをねらいとします。国際開発論Ⅰでは、開発途上国の実態を多角的に把捉し、各国が抱えている開発課題を理解することをねらいとします。授業の前半では、講師からの講義形式を主としてますが、後半では、履修者が関心を有する国の課題について探究していくことを計画しています。
未だ世界に山積している貧困や格差問題、そして近年、悪化しているとも言える環境問題や紛争など、「課題」と一言で言っても、多岐に渡りますが、具体的に個別の国、課題について深く掘り下げて理解することが求められます。
本授業の目標は下記の3点です。①開発途上国で生活している人々の生活状況や社会の構造について最新のデータや資料を基に、その全体像を明らかにすること、②特定の国を対象にして、グループで探究的にその国が抱える問題を明らかにすること、③特定の課題について、その解決策や開発アプローチについて検討すること。特に、特定の課題や国について深く探究し、他者に説明出来るようになることを目標としています。
出席点:30点、最終レポート70点、遅刻、迷惑行為は減点の対象とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | テキスト国際開発論―貧困をなくすミレニアム開発目標へのアプローチ | 勝間靖 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 国際開発学入門―開発学の学際的構築 (勁草テキスト・セレクション) | 大坪 滋, 木村 宏恒, 伊東 早苗 編 | 勁草書房 |
参考文献 | SDGsを学ぶ: 国際開発・国際協力入門 | 高柳 彰夫, 大橋 正明編 | 法律文化社 |
日頃から関心をもって国際問題のニュースや新聞記事に目を通しておくように心がけておいて下さい。
アクティブラーニング形式の授業を実施しますので、履修者の皆さんには積極的に授業に参加していただければと思います。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(授業の進め方、課題、成績の付け方等)【LMSでのオンライン授業】 |
第2回 | イントロダクション:国際開発論とは何か? |
第3回 | 開発途上国の現状を知るⅠ:保健と教育 |
第4回 | 開発途上国の現状を知るⅡ:経済と社会 |
第5回 | 開発途上国の現状を知るⅢ:農業と人々の生活環境 |
第6回 | 世界の社会構造:なぜ、格差や貧困が生じるのか? |
第7回 | 紛争と平和構築 |
第8回 | グローバリゼーションとリージョナル化【LMSでのオンライン授業】 |
第9回 | 個別の事例:アジアの国々Ⅰ |
第10回 | 個別の事例:アジアの国々Ⅱ |
第11回 | 個別の事例:アジアの国々Ⅲ |
第12回 | 個別の事例:アフリカの国々Ⅰ |
第13回 | 個別の事例:アフリカの国々Ⅱ |
第14回 | 個別の事例:アフリカの国々Ⅲ |
第15回 | 講義のまとめと到達度確認 |