担当者 | 中沢 紀子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | JLN-204 |
「雨が降る」という可能性を表現するような場合、「きっと雨が降るだろう」と「たぶん雨が降るだろう」とでは、ニュアンスが異なっている。この違いを、日本語を学ぶ留学生や外国の人に説明するとしたら、どのように説明すればよいのだろうか。後期は、日本語の助動詞・副詞を題材に、現代日本語の文法的な分析の仕方および基本的な知識を身につける。授業は前半と後半に分け、前半は主に「らしい」「ようだ」「だろう」といった発話者の気持ちや願望、判断を表す助動詞を、後半は「たぶん」「きっと」などの副詞を取り上げる。また、授業では現在話題になっている言語事例も紹介する予定である。
日本語の文法事項について説明することができる。
見過ごしがちな日本語の表現に気付くことができる。
テスト(70%)・(授業時・授業時間外で実施する)課題(30%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業ではプリントを配布する。 | ||
参考文献 | 授業ではプリントを配布する。 |
授業では、レポートを課すことがある。準備学修では、その際に必要な言語事例をそろえておくことが求められる。この事例採取については、授業時に指示する。
授業では、私語厳禁とする。後期の授業内容は、前期の授業の発展的要素を含んでいる。そのため、前期の授業を受講していることが望ましい。
受講者多数の場合、履修制限をかけることがある。履修を希望する学生は、初回の授業に必ず出席すること。
なお、受講者数によっては、抽選が行われる可能性があることもあらかじめ述べておく。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス(前期の復習・何故いま「日本語」の授業なのか?) |
第2回 | 日本語とはどのような特徴を有する言語なのかを学ぶ。 |
第3回 | 命題とモダリティについて学ぶ。 |
第4回 | モダリティ①(「らしい」と「ようだ」の違いについて学ぶ。) |
第5回 | モダリティ②(「らしい」の特徴について詳しく観察していく。) |
第6回 | モダリティ③(「そうだ」「かもしれない」の特徴について学ぶ。) |
第7回 | モダリティ④(「だろう」の特徴について学ぶ。) |
第8回 | モダリティ⑤(「べきだ」の特徴について学ぶ。) |
第9回 | 副詞①(副詞の分類・基本的性質について学ぶ。) |
第10回 | 副詞②(様態副詞について学ぶ。) |
第11回 | 副詞③(結果副詞について学ぶ。) |
第12回 | 副詞④(程度副詞・陳述副詞について学ぶ。) |
第13回 | テスト①と解説。 |
第14回 | テスト②と解説。 |
第15回 | LMS授業:身近な日本語の諸問題を文法的に説明する。また、到達目標の確認を行う。 |